私が韓国について学び、発信するワケと思い。
現在私は駐日韓国大使館の第3期SNSサポーターとして日本の若者へSNSコンテンツを発信していたり、内閣府国際青年交流,日韓青年団プロジェクトに応募し最終面接を経て結果待ちだったり、韓日作文コンテストで滞在記を執筆していたりと韓国に関わる活動を積極的に行っています。
一言で言えば「スキだから」です。「やらず後悔よりやって後悔」を胸に動いてきた私ですが、今回はなぜ私が韓国を好きになったのか、なぜ韓国について発信しているのかなどの「想い」をこちらに書いていきたいと思います。
・きっかけ…第一次韓流ブームの時、母親と叔母さんが韓国のドラマやK-POPのMVを見ていて一緒になって見ているうちに興味を持つように。特に当時YouTubeで流行ったカンナムスタイル(現在33億回再生)は毎日踊っていました。その他にも当時行きつけだった韓国焼肉のお店に月1で行っていたりと韓国の文化とは親しみがある環境で育ったので自然と韓国には好意を持っていました。
・韓国の何が好きなのか…僕はまず、韓国の人たちの「情」に熱さが好きです。韓国焼肉のお店でアルバイトしていた時の韓国人の社員さんに度々お菓子や食べ物、考え方などを教えてくれたり、韓国へ訪れた際、市場のおばちゃんと話していて買わなくてはいけない水をサービスでくれたり、カフェの店員さんが気を使ってトイレを案内してくれたり。日本の「思いやり」とは少し違う、熱のある心遣いが私は好きです。 そしてもう一つが文化(カルチャー)。言葉で言うと、日本語と韓国語で似ているもしくは全く同じ発音のものが多いし、伝統文化においても、日本の琴と韓国の韓琴は似ていると思います。こうした似たものも多くある中で、全く違う点もあります。マナーや考え方、宗教観などは各々で違い、こうしたある面で近く、ある面では離れているという点に私は関心があります。
・なぜ行動、発信するのか…歴史や政治などで両国が抱える問題において、あまりよく思っていない人たちが一部いるのは理解できます。しかし、そこに偏見や差別はあってはならない。 私はそうした問題について考え、日本の同世代の学生そして韓国の学生と、改善するにはどうすればいいのか話し合うために内閣府のプロジェクトに参加を決意しました。 偏見の問題で特に私が考えているのは「若者による韓国差別」です。現在は第二次韓流ブームによってカルチャー面での韓国に関心がある若者が増え、LCC会社の価格引き下げに伴い10~20代の韓国渡航客も増えてきています。 しかし私が問題視するのは上の層による勘違い、不確定要素の植え付けや受動的な情報の取得によってマイナスイメージを持ってしまう人も少なくないのではないかと言うことです。マスメディアによる偏った情報を鵜呑みにしていたり、意味をわからずに面白半分で差別用語を使っていたり。私の実体験として、大学1年生のこと、同学部生の子に、私が韓国が好きと言う事を話すと、「韓国は嫌い」「反日だから嫌だ」「チョンだ」と言われ、なんだか罵られたような悲しい気持ちになったのを覚えています。しかしながら私は彼らもまた被害者なのではないかとも考えています。情報、メディアリテラシーが足りないから、正しい情報との接触がないから彼らは間違った方向に進んでいる。ではどうすればいいかと考えた時、マイナス面だけでなく、プラス面で韓国を発信することで考えを改めるきっかけ作りができるのではないかと考えました。
私は今こういった考えのもと、韓国文化を中心としたコンテンツ発信を行っています。これからは韓国だけでなく、日本社会で起こっている事を発信し考えるキッカケ、自分で調べよう、友人と話そうというキッカケになるような発信をしていきたいです。