ダフトクラフトメンバーに聞いた「Oculus Questはココがすごい!」【業界知識ゼロの初心者がいく!xR達人への道 #3】
こんにちは、ダフトクラフト株式会社の広報担当の末松です。
ヘッドマウントディスプレイって、いろいろある!
メンバー大集合だった前回。
人間だけでなく、ヘッドマウントディスプレイもこんなに集まりました!
※念のためご説明しておきますと、ヘッドマウントディスプレイ(以下、HMD)とは、ゴーグルやヘルメットのような形の頭に装着して使用するディスプレイ装置を指します。これを使えば、VR体験ができちゃうのです!
私も使っているOculusのQuestが多いですが、中にはこんなものも。
直線的なフロント部分のデザインとグレーの色づかいがスタイリッシュなこちらは、Questと同じくOculusのGo。操作は、片手で握るタイプのコントローラーで行います。
LenovoのMirage Soloは、個人的になんとなくディズニー映画の「WALL-E」に出てくるイヴを思い出しました。
「HMDって、PCもコードもなしに使えて素晴らしいですよね。デザインもかっこいいし、想像していたより値段も安い。もっと早くデビューすればよかったです!」と言っている私に、「いや、それは使っているHMDがスタンドアロン型で、しかもQuestだからだよ」とメンバー一同。
それって、どういうこと???
ダフトクラフトメンバーに聞いた「Oculus Questはココがすごい!」
①一体型で初心者でも使いやすい
今回持ち寄られたHMDはすべて、スタンドアロン型(=一体型)と呼ばれるもの。PCに接続することなく、独立して使用することが可能です。
特別なレクチャーを受ける必要なく、箱から出してすぐスマートフォンアプリを介してセッティングできる手軽さも、私のような初心者におすすめとのこと。
②ケーブル地獄から解放される
しかし、世の中にはスタンドアロン型だけでなく、PC接続型のHMDも数多く存在します。これらは、20〜30万円前後のハイスペックなPCとつなぐことでより高次のVR体験が可能になります。
このPC型はダフトクラフトの開発にとって欠かせないものなのですが、メンバーの佐藤さん曰く「部屋がケーブルだらけになる」そうなんです。VR体験したことのある方ならわかると思いますが、コードが敷き詰められた場所でHMDを装着して動くのも怖そうですよね〜。
重要なのは、部屋がすっきりということではなく、場所に依存しなくていいということ。いつでもどこでも、気軽に体験しやすくなっているのです。
③導入コストが安い
先にも述べたように、PC接続型の場合はハイスペックなPCを要しますし、なおかつHMD自体もQuestの倍ほどの価格が一般的です。
今回登場したスタンドアロン型でも、価格はさまざま。Mirage SoloはスペックだけでいえばQuestを上回るとも言われていますが、その分、倍ほどの価格です。私も「想像していたより値段が安い」と思ったように、Questは導入コストが低いようです。
※上記画像は、Oculusオフィシャルサイトより
④VR内での行動が自由
「あれ、Goは? Questより安いの? それなら、Goのほうが良くない?」と思ったそこのあなた。Goは確かにQuestより安価なのですが、このふたつには決定的な違いがあります。
それは、「トラッキング」。
トラッキングとは行動記録のことで、VRヘッドセットのトラッキングには大きく分けて「3DoF」と「6DoF」の2種類があります。「3DoF」は頭の前後左右の傾きと首の振りを、「6DoF」はそれに加えて、体の上下左右の動きをVRに反映するのだそう。
Questは6DoF、Goは3DoFをそれぞれ採用しています。これにより何が異なるかというと、QuestはVR内で自由に動き回ることが可能ですが、Goだと頭の回転のみ。
そして、それぞれに付属したコントローラ(こちらも同様のトラッキングがなされています)がQuestは2つ、Goは1つです。
Mirage Soloもヘッドセット自体は6DoFですが、コントローラーは3DoFのワンコントローラ。
このように、これまでのスタンドアロン型はケーブル問題からは解き放たれているものの、頭か手が3DoFで制限されていたのです。
頭と両手が6DoFでコントロールできると、自然な人間の行動がVR内でも再現可能。これがVRでも当たり前なのだと思い込んでいた私ですが、この現実世界で当たり前のことが実現されていることには相当のインパクトがあるのです!
つまり、Questは圧倒的に自由に動くことができるデバイスなのです!
Questは基本的にかっこいいけれど、マット仕上げだから手垢が気になるのが玉にキズ……とデザインのことばかり気にしていましたが、すごいHMDだったのね!失礼しました!
「つまり、最先端をいっているQuestで手軽にVRデビューしてしまった末松さんは、もう戻れないってことなんだよ」と含みのあるコメントをする代表。
私、今後どうなってしまうの!?