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スタートアップで新卒で働く為に読んだ方がいい本

どうも、Wantedlyで働いている新卒二年目の笹目と言います〜

Wantedlyで営業をしていると「えっ、Wantedlyって営業の人いるの?」と言われるくらい

絶滅危惧種です笑(実際営業に専念しているのは自分含めて2,3人です)

色々と訳があってWantedlyに入社したのですが、学生時代は急に官僚になりたいと言うようなよくわからない奴で、その時から本はよく読んでました。

最初は、官僚になりたかったので、政治史を読んだり個人的に好きだった地方実制度の本を読んでたりしましたが、途中から官僚になるのを辞めた後(話せば長くなるので割愛)は所謂ビジネス書的な本を月に12.3冊くらいのペースで読んでました。

まあ、要は暇だったんです。

そんな暇だった学生時代から、今Wantedlyというスタートアップで働いているのですがなんだかんだ言って本を読んだ経験が活きているらしい(本人談ではなく、会社の先輩に言われた事)ので、個人的に読んでよかったなという本をまとめてみましたので、お暇でしたら目を通して頂くと嬉しいです。

また、個人的なこだわりであまり鉄板的な本は書いてないです。みんなオススメというような名作、例えば「ビジョナリーカンパニー2」や「イノベーションのジレンマ」、「キャズム」等等のものはどうせ生きていれば必ず出会うものなので、敢えて渋いチョイスといわれる、いや言われたい本をまとめました。(例えば、内田和成さんの「仮説思考」、「論点思考」ではなく「スパークする思考」をチョイスするみたいなイメージで書いております。)

という事で下記に記載した本をご確認ください。

戦略は1杯のコーヒーから学べ

意識高い学生あるあるのひとつ「3CやSWOT等の覚えたてのフレームワークをただひたすら振り回しまくる」というのがあります。

まあ、かく言う自分も意識の高い学生の一人だったわけですが、気付いた事としてどんなに抽象的な理論をたくさん知っていたとしても、その理論を具体化して考える事をしないと何も意味がない事を常々痛感する事が多々ありました。

この本は、新しく入社した社員が、新規のコーヒー店を出店するにはどういう店を出せばヒットするのかを任されて、先輩社員(ORコンサルタント)と一緒に事業を考えていくストーリーなのですが、様々なフレームワークを駆使して市場を分析していく過程が、抽象度の高い理論を具体的なコーヒー市場に当てはめていくのが非常にきれいでわかりやすいことが魅力です。

後は、物語調になっているので、ビジネスに興味があるみたいなレベル感の学生の方にも入りやすいので結構オススメです。

似たようなのだと、経営参謀戦略参謀、もオススメですがこの本は身近なコーヒー市場に当てはめて考えるので、その点が読みやすくてグッド!

ITビジネスの原理

もう、これは言わずと知れた名作だと個人的には思ってます。

昔インドから持ってくる香辛料がなぜ高価だったのかから始まり情報をベースにする商売がどのような原理で回っているかが非常にわかりやすくまとまっている本です。

これを読むと、楽天カードやポンタカードのポイント戦争がなぜ起こるのかやなぜEC系のビジネスが決済系のサービスを買収したり、自社で決済系のサービスを始めたりするかがわかるようになるので、IT業界に興味がある方は基本書となりうるような本です。

日本の経営を作る

僕の大好きな三枝さんと、伊丹さんの共著。

日本の経営の今までの歴史と海外の経営との比較を三枝さんと伊丹さんが互いに綴って行く三枝さんファンにはたまらない一作です。

三枝さん、三部作「戦略プロフェッショナル経営パワーの危機V字回復の経営」の集大成と個人的には思っており、「創って、作って、売る」に代表される三枝さん理論が詰め込まれており、更にそれが自分の今までの経験に基づいているので、非常に納得性の高い理論を展開していくのがたまらないです。

という、「結局何が言いたいんだお前?」みたいな感じになってしまいましたが、三枝さんの著作は基本的にビジネス小説になっているので読みやすくなっておりますので是非ご一読ください。

憂鬱でなければ、仕事じゃない

ここまで書くと、結構面倒くさくなってきました。。。。

本当は後5冊くらい書きたかったのですが、残り2冊のうち1冊

この前確か、News picksにも上がっていた、幻冬社の見城さんと藤田さんの1冊(この二人仲良いっすよね〜)

何か、将来起業したいとか、新規事業作りたいとか、マーケティングしたいとか言っている学生に読んで欲しい。

僕は非常に学生が苦手で、「仕事をしている時どういう時が楽しいですか?」という質問に対して「楽しいと思った事ねーわ、タコ」と答えるくらい、絶対に新卒採用の説明会とかで出してはいけないタイプの危険思想を持った人間です笑

「シゴトでココロオドル人を増やす」と言っている会社で働いている僕が言うのもあれですが、「仕事めっちゃ楽しい、会社行くのがうきうきする」と思った事は1ミリもないです。

でも、仕事は好きです。

何が言いたいのかというと、ぶっちゃけ仕事って地味な事ばかりだし、大変な事ばかりです。特にスタートアップなんて、お金があるわけではないので、大手みたいに◯◯億円で新規事業みたいな派手な事はないし、「えっ、これ達成できんの?、バカじゃないの?」みたいな予算が毎月振ってきます。

ただ、その地道に仕事と向き合って愚直にやるべきことをただひたすら行った先にあるちょっとの成功を目指している日々がたまらなく僕は楽しいです(基本は憂鬱です)

イメージ、「毎日楽しいわーい」みたいな感じではなく、「一瞬のよっしゃ」を目指して働いている感じです。多分伝わらないっすよね笑

ちなみに個人的には「シゴトでココロオドル」ではなく「シゴトで血肉ワキオドル」を標榜しております。

前置きがめちゃくちゃ長くなってしまいましたが、めっちゃ適当に言うとこの本は上述した事が書いてある本です。

まあ、要は仕事に対する向き合い方の本です、多分好き嫌いが分かれますが、僕はすごい好きです。

後、個人的には、めっちゃ渋いですが人は仕事で磨かれるが好きです。

覚悟の磨き方

いやー、めっちゃ長くなりましたね。

ベタな本は書かないと言ったのですが、結局定番が並んでしまいました。。

最後は、僕の個人的にバイブルとしている覚悟の磨き方です。

超訳なので、これ意訳しすぎじゃねって言われるくらい賛否両論があったりしますが個人的にはめっちゃすきです。

何の本なのかというと、吉田松蔭の語録を集めた本です。

まず、最初に驚くのは、吉田松陰が30歳で亡くなっている事ですね。やっぱり

「えー、マジか!!」

とこのクソ長い記事を最後まで読んでいる心暖かいあなたは思っている事かと思います(私はそんなあなたにありがとうと言いたい。)

何が言いたいのかというと、吉田松蔭30歳で亡くなったということは、「どんだけ生き急いでるんだマジで!」と言う事です。

自分の確固たる信念を持つ、これが正しいと思ったら行動する、そのスタンスが個人的に好きです。

突然ですが、個人的にスタートアップに新卒(非エンジニア)で入るのは、かなりアホだと思います。

冷静に考えて、給与高くないし、上司まともに面倒見ないし、帰るの遅いし、転職でそんなつぶし効かないし。普通にスタートアップに新卒で入れる人って大手にも行こうと思えば行ける人が多いのになぜかスタートアップに行く。

マジで不思議だわと思いながら、自分でもよくわからずWantedlyで働いてます笑

多分、スタートアップに新卒で入る人って、めっちゃちゃんとした理由もある人もいれば僕みたいに「何か面白そうだからいってみるか」みたいな人もいるのではないかと個人的に思っております。

スタートアップに新卒で入る際に重要なのはなんとなく行って見るというちょうどいいアホさと、入ったら腹決めて頑張るという覚悟が大事で、よくある打算的な事を考えている人は向いていないと個人的に思ったりしております。

この覚悟の磨き方は、「何か生き急ぎたいとかおもっているそんなあなたに読んで欲しいです」ともう書くのが面倒なので適当に終わらせます笑

ちなみに最後になりますが、Wantedlyの名刺ではタグラインに自分の好きな言葉を書くのですが、僕は「日和るな、生き急げ」です。

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