インプライド・ボラティリティー
ブラック・ショールズ・モデルに従うとオプション価格は権利行使価格、原株価、権利行使日までの期間、安全利子率、そして原株のボラティリティー(株式投資収益率の標準偏差)の各データによって一意に決まる。
逆に、ブラック・ショールズ・モデルに従って市場でのオプション価格および、ボラティリティー以外のデータを与えるとボラティリティーを数値化計算によって逆算することが出来る。
この計算によって求められたボラティリティーのことを市場価格から含意されたインプライド・ボラティリティーといい、それによって直接観測できない市場で形成されているボラティリティー予測を知ることが出来る。
大橋直久(JDPアセットマネジメント株式会社)