この一文を見た時、胸がざわつきました。
「まさに自分のことだ…!」
これはリクルートの新人研修で紹介されたとある求人コピー。
一緒に研修を受けた人たちにとっては何気ない一文だったかもしれません。
しかし当時、自身の内面を言い当てられたような気がして、だからこそこのコピーは今も鮮明に心に残っています。
「社交的ですね!」と言われることがあるけれど…
本質的にはそうではないと感じています。
興味のあるトピックならいくらでも話せる。
けれど雑談や初対面の場では、何を話せばよいのかわからず、相手の目を見て話すことすら難しい。
「社交的に見られることもあるけれど、本質は内向的」
今は少なからず改善した自負はありますが、かつての自分を振り返ると、これが最もしっくり自己分析です。
社交性を「身につけた」学生時代
それでもある程度、社交的に振る舞うことはできました。
学生時代はバスケ部に所属。
OBを含めた厳しい上下関係の中で、声を張り、ノリよく振る舞うことを求められました。
そうするうちに、周囲からは「社交的なタイプ」と見られるようになっていきました。
こうした経験を経たことが、社会人としてやっていく上で大いに役に立っていると今は大いに感じます。
大学院時代、内向性が再びピークに
そんな自分の内向的な一面が、再び強まった時期がありました。それが大学院時代です。
朝から晩まで図書館に籠もり、読書と論文執筆に没頭。人と話す機会はゼミやたまのフィールドワーク程度。
自分の興味のあることや研究テーマについてならスラスラと語ることができたものの、
人との交流が極限までなくなった日々を送るうちに、“普通の会話”がどんなものだったかすら思い出せなくなっていました。
そんな自分の姿を、面白がってくださったのがリクルートの先輩方でした。
それで就職活動を経て、私はリクルートに新卒入社することにしたのです。
「まるでAIに感情を学ばせているみたいだな(笑)」
これは入社当初に教育担当の先輩から冗談交じりに言われたフィードバック。
それくらい当時の私は、対人関係やコミュニケーションに難があったのでしょう。
それでも先輩方は自分のことを面白がりながら、温かく育ててくれました。
そうして少しずつ社交性を取り戻し、気がつけば初対面の人から「社交的ですね」と言われるようにまでなっていました。
「社交性」だけでは、どこか深みに欠ける。「内向性」だけでは、社会でやっていくことが難しくなる。
自分の「社交的な一面」と「内向的な一面」に向き合い、試行錯誤し、葛藤している人こそ、人としての深みがあって魅力的なのではないか。
そんなことを考えながら、過去の自分の振り返り、一種のカミングアウトを兼ねて、今回のことを書いてみました。
こうして書き出してみると、なんだか少し心が軽くなった気がします。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!