留学しているのに英語が伸びない?「英語の壁」を感じたときに見直したい7つのこと
「先生、毎日学校へ行っているのに、英語が上達している気がしません。」
留学生活に慣れてくると、こんな悩みを感じる方がいます。
留学したばかりの頃は、毎日が新しいことの連続です。
初めて一人で買い物ができた。
カフェで注文できた。
先生の英語が少し聞き取れた。
外国人の友達と話せた。
一つひとつの出来事に、
「英語が上達している!」
という実感がありました。
ところが、しばらくすると変化を感じにくくなることがあります。
「前より話せるはずなのに、成長している気がしない。」
そんなとき、どうすればよいのでしょうか。
1.「伸びていない」のではなく「伸びが見えにくい」のかもしれない
語学の上達は、毎日同じように実感できるとは限りません。
昨日より今日、今日より明日と、目に見えて話せるようになるわけではありません。
そこで、留学初日の自分を思い出してみてください。
空港のアナウンスがほとんど聞き取れなかった。
カフェで注文するだけでも緊張した。
先生に質問する勇気がなかった。
外国人と話すと頭が真っ白になった。
それが今ではどうでしょう。
普通に買い物をしている。
学校まで一人で通っている。
クラスメートと簡単な会話をしている。
少しでもできることが増えているなら、それも成長です。
毎日自分を見ていると、自分自身の変化には気づきにくいものです。
2.「学校へ行っているから大丈夫」になっていないか
留学生活に慣れると、
朝起きる。
学校へ行く。
授業を受ける。
友達とランチをする。
家へ帰る。
という毎日が習慣になってきます。
慣れること自体は悪いことではありません。
しかし、「学校へ行っている=英語を十分使っている」とは限りません。
授業では先生の話を聞いているだけ。
休み時間は日本語。
帰宅後は日本の動画を見る。
SNSもすべて日本語。
これでは、海外にいても英語を使う時間は意外と少ないかもしれません。
一度、自分の一日を振り返ってみてください。
「今日、自分から英語を話した時間はどのくらいあっただろう?」
この質問だけでも、改善点が見えてくることがあります。
3.「知っている英語」だけを使っていないか
英語に少し慣れてくると、自分が知っている表現だけでも生活できるようになります。
レストラン。
買い物。
学校。
交通機関。
毎日の生活で必要な会話には困らなくなってきます。
これは大きな成長です。
しかし、ここからさらに英語力を伸ばすためには、
「使える英語」だけで生活する状態から、一歩外へ出ること
も必要です。
昨日覚えた単語を今日使ってみる。
いつもとは違う表現で質問してみる。
少し長い文章で自分の意見を伝えてみる。
小さな挑戦を続けることが大切です。
4.「わからない」をそのままにしない
授業中、先生が知らない単語を使った。
友達が何か言ったけれど聞き取れなかった。
以前なら質問していたのに、最近は、
「まあ、いいか。」
と流してしまう。
留学生活に慣れるほど、この「まあ、いいか」が増えてしまうことがあります。
そこで、一日一つでも構いません。
わからなかった言葉をメモしてください。
そして調べる。
翌日、その言葉を実際に使ってみる。
「知らない → 調べる → 使う」
この繰り返しが、自分の言葉を増やしていきます。
5.英語を「勉強」だけにしない
英語を伸ばしたいからといって、机に向かっている時間を増やすだけが方法ではありません。
自分が好きなことと英語を組み合わせてみてください。
映画が好きなら英語で映画を見る。
料理が好きなら英語のレシピを読んでみる。
スポーツが好きなら現地の人とスポーツをする。
音楽が好きなら歌詞の意味を調べる。
旅行が好きなら現地のツアーに参加してみる。
英語は試験科目である前に、人や世界とつながるための道具です。
自分の好きなことに英語を使えるようになると、学習も続けやすくなります。
6.他人の英語力と比べすぎない
クラスには、英語が上手な人がいるでしょう。
自分より後から入学したのに、どんどん話せるようになる人もいるかもしれません。
そんな姿を見ると、
「自分には才能がないのではないか。」
と思ってしまうことがあります。
しかし、その人がこれまでどのくらい英語を勉強してきたのかはわかりません。
母語が英語に近い言語なのかもしれません。
英語を使う仕事をしていたのかもしれません。
人それぞれスタート地点が違います。
だからこそ比べるなら、
3か月前の自分と、今の自分。
以前できなかったことで、今できることを書き出してみてください。
成長が見えてくるはずです。
7.留学の目的をもう一度思い出す
英語が伸びないと感じたときこそ、出発前の自分を思い出してみてください。
なぜ留学しようと思ったのでしょうか。
英語を話せるようになりたかった。
海外で生活してみたかった。
外国人の友達をつくりたかった。
将来の仕事に英語を生かしたかった。
新しい自分に出会いたかった。
留学生活に慣れると、最初の目的を忘れてしまうことがあります。
そんなときは、一度立ち止まって、
「残りの留学期間で何をしたいのか」
を書き出してみてください。
新しい目標が見つかるかもしれません。
「英語が伸びない」と悩めることも成長
留学したばかりの頃は、
「コーヒーを注文できた!」
というだけでうれしかったはずです。
それが今では、
「もっと自然に話したい。」
「もっと自分の意見を伝えたい。」
と思っている。
考えてみれば、それ自体が成長ではないでしょうか。
以前より高いレベルを求めるようになったからこそ、自分の足りない部分が見えてきたとも考えられます。
「できないことが見えるようになった。」
それも、学んできた証拠の一つです。
留学は「いるだけ」で英語が身につく魔法ではない
海外へ行けば自然に英語が話せるようになる。
留学前には、どこかでそんな期待を持ってしまうことがあります。
しかし、海外に住んでいるだけで、自動的に目標とする英語力へ到達するとは限りません。
話す。
聞く。
間違える。
質問する。
覚える。
そして、また使ってみる。
この繰り返しです。
だからこそ、留学は面白いのだと思います。
自分から行動した分だけ、新しい経験に出会える可能性が広がります。
最後に|伸び悩んだときこそ、次の成長が始まる
留学生活には、順調な日ばかりではありません。
英語が伝わらない日。
授業についていけない日。
自信をなくす日。
「何のために留学したのだろう。」
と思う日もあるかもしれません。
そんなとき、留学全体を失敗だと決める必要はありません。
まずは一週間だけ、新しいことを始めてみてください。
毎日一人に自分から話しかける。
新しい英単語を一日三つ使ってみる。
授業で一回は質問する。
英語で短い日記を書く。
小さな挑戦で構いません。
そして一週間後、自分に聞いてみてください。
「先週の自分より、一つでもできることが増えただろうか?」
一つでも増えていたら、それは立派な前進です。
焦る必要はありません。
留学は、誰かと競争するものではないのですから。
自分のペースで、一歩ずつ前へ進んでいきましょう。
次回予告
次回は、
「留学生活に慣れた頃が要注意?マンネリ化した留学をもう一度充実させる7つの方法」
についてお話しします。
最初は刺激的だった海外生活。
ところが数か月すると、学校と家を往復する毎日になり、
「最近、日本にいた頃とあまり変わらない。」
と感じることがあります。
残された留学期間を「もっとやっておけばよかった」で終わらせないために、慣れてきた時期だからこそ挑戦してほしいことをお伝えします。