高校生編
「分からないことが、分からない。」
そんな僕にも、初めて“分かる”
と思える人が現れました。
中学時代から続いていた頭の回転の悪さを
抱えたまま、高校生活を過ごしていました。
大学受験に備えるため、
塾を転々としていました。
他責ですが、マジで講師の言って
いることが分からなかったんです。
当時は、自分が頭が悪い
とも思っていませんでした。
「教え方が下手」とも
感じていませんでした。
ただただ、「とにかく分からない。」
「分からないことが分からない。」
そんな状態でした。
そうして塾を転々とするうちに、父親が
僕が以前お世話になった塾長に相談し、
勧められた塾に通い始めました。
そして、そこで一人の講師に
教えてもらうことになりました。
その人の話を聞いていると、
「なんか、この人の言ってること分かる。。」
「これまでの学校の先生や塾の先生とは、明らかに何かが違う。」
そんなことを無意識に感じていました。
そして、高校2年生の頃。
ドベから2番目だった成績は、(恐らく)
上から2番目まで成長することができました。
ハッキリ言って、学力が向上した
実感は全くありませんでした。
それでも、当時のサッカー部の監督から
「吉川(旧姓)を見習えよ」
と、チームの前で褒めて
いただいたのを覚えています。
ちなみに、そのときは、なぜそんなことを
言われたのか全く理由を知りませんでした(笑)。
母がたまたまランキングをぼんやり見たのを
教えてくれたことで、初めてその事実を知りました。
でも、僕にとって、その講師から学んだことは、
学力を上げてもらったことだけではありませんでした。
むしろ、「物事への考え方」を教えて
いただいたことが、何よりの財産でした。
今でも僕の考え方の土台になっているのが、
物事を「抽象」と「具体」に分けて考えること。
物事を具体的に見る。逆に、
一段抽象度を上げて見る。
そして、必要に応じて
解像度を上げ下げする。
これができるようになることで、物事への
理解がしやすくなりました。そして、
「結局、何をすればいいのか?」
「どうすれば結果が出るのか?」
まで考えやすくなりました。
この考え方は、30歳を超えた今でも、
仕事や人とのコミュニケーション、
日々の意思決定に活きています。
高校時代に出逢ったその
講師から、勉強だけではなく、
「物事をどう捉え、どう考えるのか」
を教えてもらいました。
ただ、その後の人生が上手く
いったわけではありません。
むしろ、ここからの僕は、
何をやっても上手くいかない10年
を過ごすことになります。