「この世に生まれる確率って知っていますか?」
正確な数字を出すことは難しいですが、多くの研究者が「天文学的な確率」と表現するほど、今ここにいること自体が奇跡だと言われています。
両親が出会い、そのまた両親が出会い、何世代も前まで遡っても、誰か一人でも違う人生を歩んでいたら、今の自分はいません。
つまり、僕たちは想像もできないほど低い確率をくぐり抜けて、この人生を手に入れています。
でも、今日は確率の話がしたいわけではありません。
僕が伝えたいのは、その奇跡のような人生を、僕たちはどう使っているのかということです。
人生では毎日たくさんの選択をしています。
朝ご飯は何を食べるか。
どんな服を着るか。
どの道を通って会社へ向かうか。
そんな小さな選択は数え切れません。
でも、本当に人生を変える選択は意外と少ないと思っています。
どんな仕事に就くのか。
誰と人生を歩むのか。
どんな環境に身を置くのか。
そして、「本当はやってみたい」と思っていることに挑戦するのか。
その数回の選択が、5年後、10年後の人生を大きく変えていきます。
それなのに、多くの人は「やりたいかどうか」ではなく、「失敗しないかどうか」で選択してしまいます。
実は、昔の僕もそうでした。
「海外で生活してみたい。」
そんな憧れはずっとありました。
でも、その直後に出てくる言葉は決まっていました。
「英語が話せない。」
「お金もない。」
「自分には無理だろう。」
挑戦しない理由を探すのは、とても簡単でした。
だから当時の僕は、「やりたい道」ではなく、「できそうな道」を選ぼうとしていました。
そんな自分が最初に大きな選択をしたのが、大学時代の沖縄でのリゾートバイトでした。
周りから見れば、「なんで沖縄?」と思われるような選択だったかもしれません。
でも、その環境で全国から集まった仲間と出会い、自分の中の当たり前が少しずつ変わっていきました。
「こんな生き方もあるんだ。」
「こんな考え方をする人がいるんだ。」
大学と家を往復していた頃には見えなかった世界が、そこにはありました。
その経験で貯めたお金を使って、今度はオーストラリアへ留学することを決めました。
もちろん不安でした。
英語はほとんど話せない。
知り合いもいない。
正直、「本当に行って大丈夫なのかな」と何度も思いました。
それでも、あの時は初めて「できるかどうか」ではなく、「やってみたいかどうか」で選択しました。
結果として得られたのは、英語力だけではありませんでした。
自分から飛び込む勇気。
価値観の違う人たちとの出会い。
そして、「行動すると世界は本当に変わる」という実感でした。
その後、宮古島で生活し、今は大阪で営業と採用の仕事をしています。
今振り返ると、人生が変わったタイミングには共通点があります。
それは、「大きな挑戦」ではありません。
一つの選択です。
沖縄へ行く。
オーストラリアへ行く。
宮古島で暮らす。
営業に挑戦する。
当時はどれも、「人生を変える選択をしよう」と思っていたわけではありません。
ただ、「少しワクワクする方」を選び続けただけなんです。
もちろん、その中で失敗もたくさんしました。
思い通りにいかなかったこともあります。
でも、不思議なことに、挑戦したことを後悔したことは一度もありません。
後悔するのは、いつも「やってみたかったのに挑戦しなかったこと」です。
だから今は、人生って面白いなと思います。
人生は、「正しい選択」をするゲームではありません。
選んだ道を、自分で正解にしていくゲームなんです。
どんな選択をしたとしても、その後の努力や行動次第で、その選択は正解にも失敗にも変えられます。
だからこそ、せっかく0.0000000000000000000000001%以下という奇跡の確率で手に入れた人生なら、「失敗しないため」だけに使うのは少しもったいないと僕は思います。
「できそうだから」ではなく、「やってみたいから」。
そんな基準で一つ選択を変えるだけで、人生は想像以上に大きく変わるかもしれません。
もし今、新しい環境に飛び込もうか迷っている人がいるなら、自分に問いかけてみてください。
その選択は、「失敗しないため」ですか?それとも、「自分らしく生きるため」ですか?
奇跡のような確率で手に入れた人生だからこそ、その人生を”守る”だけではなく、“挑戦する”ことにも使ってみませんか。
僕はこれからも、「ワクワクする方」を選び続けたいと思います。