VRChat:誰も知らなかった、だから自分が最初に知ったAudioSourceトラブル
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VRChatのアバターアクセサリーを制作していたとき、AudioSourceがどうしても鳴らなかった。
Unityのドキュメントを読み返した。設定を何度も確認した。それでも音が出ない。UniMagicの講師に相談しても、誰も原因を知らなかった。サポートスタッフも同様だった。
であれば、自分で解くしかない。
デバッグログを一行ずつ読み解いていくと、ある条件が見えてきた。VRChatのアバターでAudioSourceを再生させるには、親オブジェクトの階層にAnimatorコンポーネントが存在していなければならない。——ドキュメントにも、コミュニティのwikiにも、どこにも書かれていない仕様だった。
自力で確認し、検証し、再現性を確かめた。Expression Menuからのトリガーで正常に音が鳴った瞬間、それが答えだと確信した。
「誰も知らない」ということは、自分が最初に知る機会でもある。
VRやメタバースの技術領域はまだ未開拓の部分が多い。公式ドキュメントが追いついていない実装、コミュニティでも解明されていない挙動、そういう場所にこそエンジニアとしての本領がある。
未知の問題を前にしたとき、諦めず、ログを読み、仮説を立て、検証する。その姿勢は、どの技術領域でも変わらない。