高校生のとき、出身校・清真学園のSSH科学講演会で、同校OBである慶應義塾大学医学部神経内科教授・中原仁先生の講演を聴講しました。多発性硬化症などの神経難病に対する髄鞘再生療法の研究が、社会に届くまでに長い年月と莫大な資金を要するという現実を知り、「自分も社会に貢献できる仕事がしたい」という気持ちが強く芽生えました。
それまでは漠然と経済学部への進学を考えていた程度でしたが、その日から金融業界について自分で調べ始め、アセットマネジメントや投資銀行など様々な職種があることを知りました。その後、大学入学後に所属した証券研究会の先輩からDBJやベンチャーキャピタルという存在を教えてもらい、「医療・創薬を金融の力で支える」という自分の軸が明確になりました。
目標に向けて今から動き出すために、金融の知識と実践力を同時に積み上げています。現在は中央大学経済学部国際経済学科1年生として、証券研究会に所属し、証券研究関東学生連盟主催の春季セミナー大会に取り組んでいます。テーマは「スタートアップはIPOを最優先の出口戦略とするべきか」で、東証の公式データや大和総研のレポートなど複数の一次・二次資料を自ら調査し、参考文献付きの資料をチーム全員に共有するなど、情報収集と言語化を積極的に担っています。また金融の基礎を身につけるため簿記3級を勉強中で、取得後は証券外務員二種の取得も計画しています。
将来はDBJをはじめとする政府系金融機関で、医療・創薬分野にリスクマネーを供給する仕事がしたいと考えています。創薬は黒字化までに10〜15年、数百億円規模の資金が必要な分野です。民間の金融機関では対応しにくい長期・大規模な資金供給を、公益性を持つ政府系金融機関だからこそ実現できると考えており、その最前線に立ちたいと思っています。中原先生のような研究者が資金の壁に阻まれることなく研究を社会に届けられるよう、金融の側から支え続けることが自分の目標です。
その目標に向けて、大学1年生の今から現場に触れたいと考えています。教科書や資格の勉強だけでは得られない、お金が実際にどう動いているか、スタートアップの経営者がどんな課題を抱えているかという生きた感覚を、できるだけ早い段階で身につけたいと思っています。将来医療・創薬を支える仕事をするとき、現場のミクロな視点を持っているかどうかが大きな差になると信じています。まだ実務経験はありませんが、自分で調べ、言語化し、チームに還元するという姿勢で御社の業務に貢献したいと考えています。