学生として1人でチェス×AIプラットフォームを作った話
チェスが好きで、AIが好きで、気づいたら1年間かけてチェスプラットフォームを1人で作っていました。
## きっかけ
きっかけはシンプルでした。「自分みたいに指すボットと対戦したい」という気持ちです。Chess.comやLichessで対局していると、相手のボットはみんな同じような指し方をする。自分のスタイルを再現したボットはどこにもない。だったら作ろうと思いました。
一番苦労したのは「人間らしい手」を選ばせることでした。Stockfishはただ最善手を選ぶだけ。でも人間は最善手を指さない。ポジションごとの特徴量を抽出して、K-Meansクラスタリングでスタイルを分類して、評価関数に重み付けをして…気づいたら半年以上その問題だけに向き合っていました。完成したものは自分でも驚くくらい、ちゃんと「自分っぽい」ボットになりました。
## カオスなボットたち
そしてもう一つ、一番カオスな機能があります。ChatGPTボットです。GPTにチェスの手を聞いたら、チェスのルールに縛られない返答が返ってきました。それをそのまま機能にしました。普通のチェスに飽きた人にはぜひ試してほしい。
他にも個性的なボットがたくさんいます。ジェスターボット(ジェスターの駒を取ったら負け)、Glo-Gloボット(幽霊の駒)、Arcticボット(マスが凍る)、Mutatrixボット(駒が変異する)、Scrambl3rボット(盤面がシャッフルされる)など。普通のチェスとは全く違う体験ができます。
## 7種類のクイズ
チェスの知識を試すクイズも7種類作りました。「Guess the Elo」「Bot or Human」「Blunder or Brilliant」「Which Side Better」「Chess Memory」「Estimate Evaluation」「Which Square Matters」。対局を見てプレイヤーのレーティングを当てたり、その手がミスか神の一手かを判断したり。チェスをもっと楽しく学べる仕組みです。
## ブラインドボックスコレクション
そして個人的に一番気に入っている機能がブラインドボックスです。カスタム駒スキンをコレクションして、実際の対局で使えます。「Purrfect Paw」シリーズ、「Lucifer Morningstar」シリーズなど複数のシリーズがあります。開封するまで何が入っているかわからないのが楽しい。
まだベータ版で、バグもあります。でも誰かが使って楽しんでくれたら、それだけで十分です。