なぜ、私は Claude Code で仕事をしようと思ったか
「人がコードを書く時代は、もう終わったな」
そう思ったのは、AI コーディングエージェントを使って初めて Web システムを自力で開発していた時のことです。契約書リスク判定システム(safeclause)を作っている最中、開発の速度と精度に、手が震えました。これは、これまでの開発の延長線にあるものではない、と。
こういう実感を得た時、人は 2 種類に分かれるのだと思います。
ひとつは、仕事を AI に奪われると感じる人。
もうひとつは、AI を使えば今までやりたくてもできなかったことが実現できる、と感じる人。
私は、後者でした。
後者を選んで自分のキャリアを振り返ってみたら、ひとつのことに気づきました。私は IT の仕事をしながら、ずっと「作ってみたいシステム」を抱えていた人間だった、ということです。Web サービス、スマホアプリ、いつかは挑戦してみたいゲーム。仕事で組んできたシステムとは別軸で、頭の中には作りたいものがいつもありました。
そして同時に、30 年の自分の仕事を改めて捉え直してみると、私がずっとやってきたのは「業務を理解して、仕組みに落とす」ことだったのです。
1995 年、新卒で大手電子部品メーカー向けの工場系システム開発に入りました。現場の業務を観察し、構造に落とし込む——この 9 年が、私の核を作りました。
2012 年からの 12 年は、ベンチャーで顔認証クラウドシステムをゼロから立ち上げ、6 年運用しました。インフラからフロント、機械学習の精度改善まで、少人数で全部を担う経験です。
合間に、部長として 30 人規模のチームを動かしたり、政府系ポータルのプロジェクトに関わったりもしました。
そうやって 30 年やってきた仕事と、AI コーディングエージェント——両者がかけ合わさった時の手応えは、あの頃には想像もできないものでした。
業務を理解する力と、それを仕組みに落とす実装力。
そこに Claude Code が、最高の相棒として加わったのです。
今は、この組み合わせを必要としている現場に届けたいと思っています。「毎回同じことをやっている業務」に困っている方、自分たちでは仕組み化に手が回らない方と、ご一緒できればと考えています。
そして、いずれは「ずっと作ってみたかったもの」にも、この相棒と一緒に挑戦するつもりです。