「箇条書きしかできない自分」のために、AIと一緒にストーリー記事ツールを作った
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実はこのストーリー①と②、自分で作ったツールを使って書いています。
きっかけは、Wantedlyを始めると決めたものの、毎回Markdownで手書きするのが思った以上に面倒だったことでした。同時に、せっかくAIを学んでいるのだから「何か実用的なものを自分で作ってみたい」という気持ちもありました。
そしてもうひとつ、一番大きかった理由があります。
私には障害特性があり、いわゆる「普通の文章」――プロフィールや志望動機、自己PRのような、筋の通った長い文章を書くことがとても苦手です。でも、頭の中にあることを「箇条書き」でアウトプットすることはできる。ならば、その箇条書きから記事を生成してくれるツールがあれば、自分の思いを人に届けられるんじゃないか。そう考えたのが出発点でした。
開発にはCursor IDEを使いました。最初は「Wantedlyプロフィールの空白を埋めて、ストーリー記事も書いて」とお願いしてファイルを作ってもらい、後日「このファイルに追記していく自動生成ツールを作って」「将来は自動投稿もしたい」と、段階的に指示を重ねて発展させていきました。
5時間ほどで形にはなりましたが、修正を含めると2日がかりでした。
一番苦戦したのは、意外にもAIの使い方ではなく、「作ったPythonスクリプトをどのフォルダから実行するか」 というパス関連のエラー。同じところで2〜3回つまずきました。
そして、一番大きな気づきは別のところにありました。最初にAIが作ってくれた「自動生成ツール」は、よく見ると自動生成じゃなくて、ただの整形ツールだったのです。そこに気づいてから、AI連携とハッシュタグの自動抽出へと改良が進み、ようやく「自分の箇条書き → 記事」という本当の意味での生成ツールになりました。
使ってみた結果、それまで数十分〜数時間かけていた記事作成が、5分ほどで形になるようになりました。
でも一番うれしかったのは、時間短縮ではありません。障害特性のせいで伝えることを諦めかけていた「自分のこと」を、この記事を読んでくださっているあなたに届けられるようになったこと。それが何よりの収穫でした。
このツールを作る前、私はAIのことを「頭のいい人や、何時間もかけて勉強した人だけが使えるもの」だと思っていました。
でも今は、考えが大きく変わりました。むしろ、私のように自分の思いを言葉にしづらい人こそ、AIに助けてもらっていい。そのことを、自分で作ったツールで自分の記事を書くという経験を通して、身をもって実感しました。
今後も、ストーリー記事はこのツールを育てながら書いていく予定です。同じように「伝えたいけれど、うまく書けない」と感じている人に、少しでも届くものになれば嬉しいです。