売上が増えてきたときこそ、確認したいこと
こんにちは。
札幌で税理士をしております、河口倫範です。
経営をしている中で、
「最近、売上が伸びてきました。」
というお話を伺うと、私も嬉しく感じます。
これまでの努力が数字として表れてくることは、経営者にとって大きな喜びではないでしょうか。
一方で、売上が増えてきたときだからこそ、確認しておきたいこともあります。
「売上が増えたから大丈夫。」
と考えるだけではなく、会社全体の数字を見ることが大切です。
売上と一緒に経費も増えていませんか
売上が増えると、それに伴って支出が増えることがあります。
仕入れが増える。
外注費が増える。
人を採用する。
広告費を増やす。
事務所や設備が必要になる。
事業を成長させるために必要な支出もありますので、経費が増えること自体が悪いわけではありません。
大切なのは、
「売上がどのくらい増えて、経費がどのくらい増えたのか。」
を確認することです。
売上だけではなく、最終的にどのくらい利益が残っているのかを見ることで、会社の状況がより分かりやすくなります。
忙しさと利益は必ずしも同じではありません
仕事が増えて毎日忙しくなると、
「会社も順調に成長している。」
と感じることがあります。
しかし、忙しくなったからといって、必ず利益が増えているとは限りません。
売上を増やすために人件費や外注費が大きく増えていれば、思ったほど利益が残っていないこともあります。
だからこそ、
「こんなに忙しいのだから大丈夫だろう。」
という感覚だけではなく、実際の数字を確認することが大切です。
売上が増えると、必要なお金も増えることがあります
事業が大きくなると、これまで以上に資金が必要になることがあります。
売上が増える前に仕入代金を支払う。
従業員が増えて給与の支払いが大きくなる。
新しい設備を購入する。
取引先からの入金まで時間がかかる。
こうした状況では、売上が伸びていても、一時的に資金繰りが厳しくなることがあります。
成長しているときだからこそ、利益だけではなく、お金の流れも一緒に確認しておくことが大切です。
利益が増えそうなら、早めに確認する
売上が順調に伸びている場合、
「今年は昨年より利益が増えそうだ。」
ということもあるでしょう。
そのようなときは、決算直前になって初めて確認するのではなく、少し早めに今年の着地を考えてみることが大切です。
現在までの数字を確認し、
「このままいけば、どのくらいの利益になりそうか。」
「今後、どのような支払いが予定されているか。」
「納税に備えて、どのくらい資金を準備しておく必要がありそうか。」
といったことを整理しておけば、余裕を持って経営判断をしやすくなります。
良い変化だからこそ、大切に育てていく
売上が増えることは、会社にとって前向きな変化です。
だからこそ、その成長を一時的なものではなく、今後につなげていくことが大切だと思っています。
売上だけを見るのではなく、
利益はどうなっているのか。
会社のお金はどう動いているのか。
これからどのくらい資金が必要になるのか。
少し先まで確認しておくことで、次の判断もしやすくなります。
会社が成長しているときにもご相談ください
税理士への相談というと、
「会社の経営が厳しくなったとき。」
をイメージされる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、会社が順調に成長しているときにも、一緒に考えられることはたくさんあります。
「売上が増えてきたけれど、このまま人を増やして大丈夫だろうか。」
「今年は利益が出そうだけれど、今のうちに確認しておくことはあるだろうか。」
「これからもう少し事業を大きくしていきたい。」
そんな前向きなご相談も、ぜひお聞かせください。
会社の成長を数字の面から支えながら、次の一歩を一緒に考えられる税理士でありたいと思っています。