「作って終わり」ではなく、「現場で回る仕組み」にする難しさを知った話
【きっかけ】
医療現場で15年間働く中で、「仕組みで解決できるはずの非効率」が人の手で支えられている場面を数多く見てきました。
ただ、当時の自分にはそれを変える手段がありませんでした。
だからこそ「自分で作れるようになる」と決めて、AIとWeb開発を学び直しました。
【初めて“現場に入れてもらった開発”】
2026年、都内の整骨院からホームページと予約管理システムの導入を任せていただきました。
最初は「要件を定義し、システムを作れば完了する」と思っていました。
でも実際は全く違いました。
【一番難しかったのは“技術じゃなかった”】
現場には“仕様書に書けないルール”がありました。
・「この人は毎週この時間にこのメニュー」
・「この施術者はこの時間帯は対応しない」
・「電話予約はこう扱う」
・「HotPepperとLINEはこうズレる」
つまり、“人にしか分からない運用”がシステムの中核にあったんです。
【マルチチャネル地獄】
さらに、
・電話、窓口
・LINE
・Web予約
・Hot Pepper
これらがバラバラに動いていて、しかもズレる前提で運用されている。
これをそのままシステムにすると、確実に破綻する。
【やったこと】
だからまずやったのは開発ではなく、
👉 業務の分解
でした。
・何がルールで
・何が例外で
・どこが人の判断に依存しているか
これを一つずつ整理していきました。
【設計の判断】
その中で意識したのはこれです。
👉 「全部システム化しない」
・あえて手作業を残す
・優先順位をつける
・“壊れないこと”を最優先にする
【結果】
・予約の一元管理
・シフト連動
・顧客ごとの固定パターン対応
・監査ログ設計
・日計表への自動連携
ここまで実装し、2026年5月から本番稼働しています。
【学んだこと】
この経験で一番大きかったのは、
👉 「開発」と「導入」は全く別物
だということでした。
【今やりたいこと】
自分がやりたいのは、
・現場に入る
・課題を分解する
・最適な手段を選ぶ(AI / SaaS / 開発)
・導入して回るところまでやる
この一連の流れです。
技術は手段で、目的は現場が楽になること。
【最後に】
「これ、なんとかならないの?」
そう言われたときに、
👉「じゃあ、一緒に仕組みから考えましょう」
と返せる人間でありたいと思っています。