「記録」と「表現」の違い
Photo by Dynamic Wang on Unsplash
こんにちは。写真家 日暮親徳 として活動しながら、クリエイティブディレクターとして仕事をしています。
写真は、ただ景色を記録するためのものだと思われることがあります。
確かにカメラは、目の前にある風景をそのまま写すことができます。
でも実際には、同じ場所で同じ時間に写真を撮っても、人によってまったく違う写真になります。
どこでシャッターを切るのか。
何をフレームに入れて、何を外すのか。
どの瞬間を選ぶのか。
そこには、その人の感覚や視点が自然と表れます。
つまり写真は、単なる「記録」ではなく、その人の見方そのものなんだと思います。
クリエイティブの仕事でも、これは同じです。
ただ情報を整理するだけでは、人の心には残りません。
そこに「どう見るか」という視点が入った瞬間、表現になります。
同じ素材でも、人によってアウトプットが変わる。
その違いを生むのが視点です。
写真を撮ることは、自分が何に反応しているのかを知る作業でもあります。
なぜその景色が気になったのか。
なぜその瞬間にシャッターを切ったのか。
そういう感覚を繰り返し考えることで、自分自身の視点も少しずつ見えてきます。
写真は、世界を写すものでもあり、自分自身を映すものでもある。
僕はそう思っています。