#AIと私の仕事
WebマーケティングにおけるAI活用術3選|SEO・広告・PRの現場から
はじめに
私の仕事はWebマーケティングです。SEO、広告運用、ページ制作……そして「作って終わり」では成果が出ないので、運用まで一貫してやっています。
これだけ広い領域を扱っていると、AIが本当に便利なツールだと実感する場面が多い。
今回は、実務でAIをどう活用しているか、具体的に3つ紹介します。
その前に:「きれいなページ」には意味がない
最近よく聞くのが、「AIでホームページをサクッとつくれる!」という話。
確かに、きれいなホームページ・おしゃれなホームページは簡単につくれるようになりました。
でも、集客につながらないページをつくっても意味がない。と思っています。
補助金や助成金がらみだと、悪質な業者が適当に作りますから。
補助金や助成金を使い切るだけならともかく、きちんと成果を出したいなら、運用をしっかりやる必要があります。
活用1 ページ構成・コンテンツ設計
「誰に・何を伝えるか」を考えるフェーズです。
少し前まで、キーワード選定はこういう流れでした。
- キーワードツールで候補を抽出する
- 検索意図は人間が一つひとつ考える
これが大変だった。
今はキーワードをまとめて投げれば、検索意図ごとに整理してもらえます。
結果として、「成約につながるキーワード」と「アクセスは集まっても意味のないキーワード」を簡単に分けられるようになりました。
ページに書く内容の順番や構成のヒントをAIが答えてくれる。
ま、まだ自分で書き直した方が早いな・・・ ですが。
以前はツールでも数千円、月額数万円が相場だったこの領域が、一気にハードルが下がりました。
活用2 広告・SNSクリエイティブの多様化
バナー広告のキャッチコピーやデザインが、あっという間につくれるようになりました。
これは実感されてる人は多いのでは?と思います。
もちろん、AIが出したものをそのまま使えとは言いません。でも最初はそれでも十分ですし、そのままでもええやん、の領域に達してきています。
広告の場合に大事なのはトーナメント方式で当たりを見つけること。
何案も出して成果を比べればいいだけで、「考えること自体が大変」ですし、考えたあげくに当たりを捨てていた可能性もあるわけですからね。
さらに、画像生成AIの精度が上がってきたことで、バナー制作にかけていたコストがほぼカットできるようになっています。
私自身、以前はデザインを外注していましたが、今はWeb運用を受けながらデザインも自分でやっています。これもWeb制作をやっている人なら同じでしょう。
活用3 PRと客観的なレベルチェック
SEO担当者にとって、プレスリリースは今や欠かせない施策です。
AIはプレスリリースの文章もあっさり書いてくれます。
とくにほぼ定型なので、とてもカンタンです。
ただし、大事なのは「書くこと」ではありません。
ポイントは2つです。
1. 戦略的に出す
WebにプレスリリースとしてSEO・AI検索対策になります。ただ、内容に独自性・新規性・ニュース性がなければ、メディアの人への迷惑行為に近くなってしまいます。
「ブログを更新しました」レベルのリリースを量産するのは、ブラックリスト入りを覚悟する必要があるでしょうね。
2. 若手の育成ツールとして使う
私はこれが気に入っているんですが、経験の浅いメンバーにプレスリリースを書かせて、AIにチェックさせています。
誤字脱字はもちろん、「独自性や新規性が欠けているのでは?」「この状況でニュース性を出すにはどうすれば?」という観点で問いかけることで、リリースの質と書き手の成長が同時に上がる。
今後も若手の実務経験が本当に問題になるだけに、自社の仕事内容を理解させるためにプレスリリースを書かせることが良いと判断しています。
まとめ:AIで変わるものと変わらないもの
Webマーケティングでは、AIでできることが本当に多い。
だからこそ、AIが得意なことと人間がやるべきことの違いが、よくわかります。
AIは記事を書けます。でも、「誰が誰に・何の価値を届けるか」を考えるのは人間の役割です。
母の日が近いですよね。近所のスーパーで「似顔絵コーナー」なんてあります。
これ、子どもがユーチューブ見てLINE登録して特典のプロンプトで作成したらどうでしょうか。
美しいお母さんの画像だとしても複雑でしょう。
それに何の価値があるでしょうか。
うまい下手ではなく、子どもがお母さんのことを思いながら一生懸命描く。そのプロセスに意味がある。
ビジネスでも同じで、結果とは違うところでも価値を生み出せる。そのヒントを得るためにもAIは使えると思っています。
使い倒しているからこそ、「これは人間がやった方がいい」「いや、ここはAIの方が絶対にいい」という感覚が磨かれていく。
とにかく使い倒す。そうすれば、どんな仕事でも「自分の仕事でのAIの価値」が見えてくるはずです。
以上、Webマーケティング実務でのAI活用術3選でした。