「合格率35%」の壁をどう見るか。看護師の私が「医療情報」と「IT」の二段構えで挑む理由
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1. 35%という数字に向き合う「戦略的」な一歩
ITパスポートを合格し終わりではありません。次の目標は『医療情報基礎知識検定』
医療情報技師試験の合格率は例年35%前後です。専門職が挑む試験としては、決して高い数字ではありません。 つまり、3人に2人は届かないという現実があります。
私はこの数字を前にして、単なる「試験対策の暗記」で乗り切るのではなく、エンジニアとして「揺るぎない技術的土台」を築く道を選びました。
具体的には、まず『医療情報基礎知識検定』で医療ITの根幹を固め、同時にエンジニアの共通言語である『基本情報技術者試験』を並行して学ぶ。この「二段構えの設計」こそが、変化の激しい医療ITの世界で、正しく成長し続けるための最短ルートだと確信しています。
2. 「なぜ?」を数値と制度で解明した、看護師時代の経験
なぜ、そこまで「構造」にこだわるのか。それは看護師時代、経営管理の委員会に携わったことがきっかけでした。
現場で感じる「労働と対価のギャップ」に対し、ただ不満を抱くのではなく、組織の運営やコスト管理という「数字」の側面から正しく理解したい。そう考えた私は、独学で簿記3級を取得しました。
帳簿や経営指標、そして医療法や診療報酬制度を学び進める中で辿り着いたのは、現場の多忙さや評価の仕組みが、個人の努力だけでは動かせない「大きなシステムの仕様」に規定されているという事実でした。
3. 「納得感」をITの力で再構築したい
法律や制度という「ルール」を知ったことで、私の視点は変わりました。 「給料が見合わない」という感覚を、単なる感情で終わらせるのではなく、ITという「道具」を使って現場の無駄を削ぎ落とし、プロフェッショナルが本来の価値に集中できる「納得感のある環境」を再設計したい。そう思うようになったのです。
現場の痛みを知り、経営の数字を読み、制度の構造を理解した上で、技術(コード)で解決策を形にする。それが、私が目指すべきエンジニア像です。
休憩にアサイーボウルを食す
4. 半年後の自分への投資
現在は、Reactでのフロントエンド開発を学びながら、医療情報の基礎とITの共通基盤を固める毎日です。
来年には医療情報技師、再来年には上級医療情報技師へ。 「急がば回れ」の精神で、医療現場の課題を「正しい設計」で解決できるエンジニアを目指し、一歩ずつ着実に進んでいきます。