盛り上げることを、ゴールにしなかった理由
なぜ、私はオンラインコミュニティに向き合い続けているのか
私の仕事の軸は、一貫して「人と組織のあいだに、意味のある関係性をつくること」です。
オンラインコミュニティというと、
「盛り上げること」「投稿数を増やすこと」が目的だと思われがちですが、
私自身は一度もそこをゴールに置いたことがありません。
大切にしているのは、
関係性が生まれ、行動が変わり、結果として事業や社会に価値が返っていくことです。
「人が集まった先」に何が起きるのか
これまで私は、オンラインコミュニティの
戦略・立ち上げ・運用・改善、そしてクライアントへの示唆出しまでを一貫して担当してきました。
関わってきたのは、
味の素、キユーピー、ディズニー、金融機関、メディア、官公庁、地方自治体など、
業界も目的も異なる40社以上の組織です。
その中で強く実感したのは、
コミュニティは「正しく設計され、正しく向き合えば、必ず価値を生む」ということでした。
行政でも、企業でも起きた「行動の変化」
たとえば、茨城県鹿嶋市のオンラインコミュニティでは、
実際の人口を上回るオンライン関係人口を形成することができました。
その結果、
コミュニティ参加者によるふるさと納税の寄付額は4年間で18倍に増加し、
5年目の継続運用、さらには自治体だけでなく企業も巻き込んだ取り組みとへとつながっています。
また、味の素(アミノバイタル)のコミュニティでは、
ユーザー同士の対話や投稿を丁寧に分析することで、
これまで想定されていなかった「スポーツライト層」に大きな可能性があることが見えてきました。
その示唆は、
ターゲット設定やコミュニケーション戦略の見直しへと反映され、
事業視点での意思決定に活かされています。
私が担ってきた役割
私は管理職ではありません。
しかし、現場では常に「任される側」として仕事をしてきました。
- クライアントの言語化されていない課題をパートナーとして共に整理する
- ユーザーの声を、事業の文脈に翻訳する
- 社内外のステークホルダーをつなぎ、前に進める
そうした役割を、肩書きではなく実務と信頼で担ってきたと感じています。
これからやりたいこと
これからも、
「ユーザーの声を集める」だけではなく、
それを意思決定や価値創出につなげる仕事を続けていきたいと考えています。
カスタマーサクセス、顧客体験、事業づくり。
呼び方は変わっても、
私が向き合いたいのは一貫して
人と組織の関係性を、よりよい形で育てていくことです。