成田悠輔さんが「人間は単純化された情報を使っている」という話をされていて、SNS時代は特にそれが顕著になっていると感じます。
会社や組織は、分業を行うために部署を用意し、事業課題や目標に向けた取り組みを行いますが、その部署ごとに「できるだけ誰がやっても同じ結果を出せる」という標準化を進める事で、外側の世界(自分の所属する部署)のことまで想像できなくなっている、という現象があります。
つまり、会社全体を最適化するためのインターフェース(部署間連結)が、部署の中にいる人たちだけでやろうとすると機能しない状態で進むため、全体を俯瞰して設計する役割が必要になります。
人間は、自分が普段いる場所から外の世界はなかなかイメージできません。
たとえば「アフリカってどんな場所だと思いますか?」と質問したとき「ライオンキングの世界」のようなものを想像する人が多いです。
実際にはまったくそんなことはなく、現地に行ってみれば、リアルな現状が体感できますが、メディアで報道された情報、自分が見たことのある情報の中だけで、全体の情報を完結させてしまうことが多いのです。
これは人間の、「基本的には省エネ」というモードが働いている影響かな?と思います。
単純化された情報(自分が知っている範囲、理解できる範囲での情報)=実際の情報、だと誤認識しやすいということです。
今後はAIによって、評価軸や判断軸が書き換えられる世界線があるかもしれないですが、現時点では、世の中の多くの人たちは単純化された情報を好み、エコノミカルに生存しようとする流れがあるのかなぁ?と思ったりします。