これは「誰の」言葉?
大学卒業後、最初に勤めた企業で念願の広報の仕事に就きました。(社会貢献など「地域共生」の担当です)
メインの仕事はCSR報告書の「地域共生」に関するページの執筆。
文章を書くのはもともと好きで、得意という自負もあり、初仕事に胸を躍らせながら書いた文章を「ドヤ!」と当時の上司に見せたところ、このような言葉をいただいたんです。
「あなたの文章は『自分にしか分からない言葉』を使っているね」
そのあと、ひたすら「この言葉はどういう意味?」「何を思ってこの言葉を選んだの?」と、一つ一つの説明を求められました。
「なんでこんなことをする必要があるんだ」
その時は戸惑い、「詰められている」ように感じてちょっとストレスだったのですが、今は当時の上司に感謝しかありません。
相手の心にスッと届く文章を書くためには、相手の言葉を使う必要がある。
2019年に起業して、ブログ、商品ページやメールマガジンなどの文章を毎日書き続けてきましたが、文章を書けば書くほど、上司が教えてくれた言葉の意味が実感できました。
誰に届ける文章なのかをまず具体的に考える。
その人は普段どんな言葉を使い、どんな文章を読むのか想像する。
そして、その人が「ストレスなく」読めるように言葉を選び、文章の長さや構成を調整する。
一人でも「書く」ことはできるけれど、独りよがりになってしまったら相手に「届ける」ことはできないんですよね。
だからこそ文章を書くのは奥が深く、面白い。
上司の言葉は今でも大事な私の「指針」となっています。