私はNP/NJを重視するコンテンツづくりが小規模からでも拡大していける方向性だと思っています。
ただ、NP/NJを重視すると言っても、特別な演出や複雑なシステムを追加することではありません。それは破綻しない・矛盾しない設定と、語り切らない余白を用意することです。
NJタイプにとって重要なのは、世界が「意味を持って続いている」感覚です。
世界観や設定、そこで生きる人々の価値観が破綻せず、出来事が何らかの因果として積み重なっていく。
ゴールが明確でなくても構いませんが、「どこへ向かっているのか」が感じられることは重要です。
NPタイプは、物語そのものよりも、そこに登場するキャラクターの選択や関係性に強く反応します。
誰が、何を選び、何を失い、どう変わったのか。
正解かどうかよりも、「その人らしい判断だったか」が重要です。
NPとNJに共通しているのは、「すべてが説明されないこと」への耐性と期待です。
世界のすべてが語られ、感情のすべてが言語化されていると、想像する余地が残りません。大枠だけを示し、あとは受け取り手に委ねる設計は、結果として長い関与を生みやすいと思われます。
NP/NJを重視する設計とは、誰にでも刺さるものを作ることではありません。
しかし、「意味を求める人が確かに残る構造」を意識することは、規模の小さな開発ほど重要になるように感じます。