士業は“紹介”ではなく 社長の負担軽減ツール――プレイングマネージャー佐藤彗斗の現場メモ
士業は“紹介”ではなく 社長の負担軽減ツール
――プレイングマネージャー佐藤彗斗の現場メモ
法人向け保険の仕事をしていると、経営者の方から
「何か良い士業の先生を紹介してくれない?」
と頼まれることがよくあります。
もちろん、私自身も中堅企業を中心に長くお付き合いさせていただく中で、信頼できる税理士・社労士・弁護士の先生方との関係が築かれています。
しかし最近、私は“士業の紹介”を 単なる人脈のおすそ分け として扱うのではなく、
「社長の負担を軽くするためのツール」 として捉え直すようにしています。
■ 社長の悩みは「誰に相談すべきか分からない」こと
経営者は日々、意思決定の連続です。
人事・労務・財務・法務──どれも専門性が高く、判断を誤れば会社に影響が出る。
それでも、忙しさのあまり後回しになりがちです。
社長の本音はこうです。
「問題はある気がする。でも、どこを誰に相談すればいいか分からない。」
この“迷い”こそが大きな負担となり、ビジネスのスピードを落としてしまいます。
■ 士業は「課題発見を代行する存在」
ここで士業の先生方が真価を発揮します。
士業とは、単に手続きや書類作成をする人ではなく、
「社長が見落としているリスクやボトルネックを最短で見つけてくれる存在」 です。
・労務リスク
・資金繰りの最適化
・事業承継の先送り
・契約書の曖昧な条項
・社員トラブルの火種 など
こうした“潜在課題”を早期に発見し、整理し、優先順位をつけてくれる。
これこそが、経営者の負担を最も軽くする価値なのです。
■ 保険営業ができること
私たち保険営業は、経営のすべてを専門的に扱うわけではありません。
しかし、日々の訪問を通じて社長の声を一番近くで聞き、
会社の“今の状態”を誰よりも把握しています。
だからこそ、こう考えています。
「適切な士業につなぐことは、保険営業にしかできない価値提供である」
紹介は目的ではなく、あくまで手段。
社長が抱える重荷を取り除くための“最適ツール”を選ぶサポートこそ、本質だと思うのです。
■ 現場で感じること
私は46歳になりましたが、今でも現場に出続けています。
部下が増えて管理職になっても、経営者の表情や会社の空気を肌で感じることでしか得られない“温度”があります。
そして現場で感じるのは、
「社長は一人で戦っている」
ということ。
だからこそ、保険も士業も、すべては社長の負担軽減につながっているかどうか──
その視点を持つことで、提案の質も、関係性も大きく変わっていくように感じています。