こんにちは!前嶋拳人です。
新卒で飛び込んだのは、ルールと構造がガチガチに固められた巨大なシステムの世界でした。金融や流通といった止まることの許されない基幹システムを支えるため、何重ものチェックと丁寧な設計を重ねる毎日。そこで私は、システムを安全に動かし続けるための土台づくりの重要性を骨の髄まで叩き込まれました。コードの一行に全力を注ぐその経験は今でも私の大きな財産です。
しかしエンジニアとしての視野が広がるにつれて、もっとスピード感を持って新しい技術に触れたいという思いが強くなりました。そこで私は安定した環境を手放し、一歩を踏み出すことを決めました。スタートアップの世界はこれまでの常識とは異なり、予測がつかない変化の連続でした。そこではただ仕様通りに動くものを作るのではなく、目の前のビジネスの課題をテクノロジーでいかに素早く解決するかが求められます。
そうして古い技術と新しい技術の両方を知るうちに、私は一つの真理にたどり着きました。それは、優れた開発とは技術の難易度ではなく、使う人と作る人の間にある距離をどれだけ縮められるかにあるということです。どんなに最先端のフレームワークを使っても、そこに携わる人たちの意思疎通がうまくいっていなければ良いプロダクトは生まれません。私はこれまで、JavaやC#による手堅い実装から、RubyやLaravelを用いたスピーディーな開発、そしてフロントエンドやAWSの環境構築まで幅広く手掛けてきましたが、常に意識してきたのは相手の言葉に耳を傾けることでした。
技術は常に進化し、昨日の正解が今日の不正解になることも珍しくありません。それでも私がエンジニアとして大切にしているのは、泥臭く課題に向き合い、ひとつひとつの処理を丁寧に積み上げていく姿勢です。コードを書くことは、ただ画面の向こうに動く仕組みを作るだけでなく、関わる人たちの頭の中にある複雑なアイデアを整理して形にしていく作業に他なりません。これからも私は、変化を恐れず柔軟に学び続けながら、誰かの挑戦をそっと支える技術者であり続けたいと思っています。