フリーランスエンジニアとして、現在いくつかのスタートアップで
システム開発を支援しています。
大手SIer出身の僕にとって、スタートアップの現場は新鮮な驚きの連続でした。
最も印象的だったのが、スピード感です。
大手では数ヶ月かけて仕様を固めていたものが、スタートアップでは1週間で決まり
翌週にはリリースされる。この速度に最初は戸惑いました。
でも同時に、品質をどこまで担保すべきかという葛藤もありました。
SIer時代は、完璧を期すことが当然でした。
テストケースを網羅しドキュメントを整備し、レビューを重ねる。
それが「プロの仕事」だと思っていたからです。
しかしスタートアップでは、完璧を待っていては市場機会を逃してしまう。
「まず出して、ユーザーの反応を見て改善する」というサイクルが重視されます。
この環境で僕が学んだのは、優先順位の見極めです。
何を今作るべきで、何を後回しにできるか。
どこに品質担保の工数をかけ、どこは最小限で済ませるか。
例えば、ユーザー認証やデータ保護など、セキュリティに関わる部分は妥協しません。
一方UIの細かな調整や管理画面の機能は、フィードバックを見てから
対応する判断をします。
スピードと品質。
どちらも大切ですが、フェーズによって最適なバランスは変わります。
この感覚を磨くことが、スタートアップ支援において
最も重要なスキルだと実感しています。