人手が足りない現場で、量と質のジレンマをどう崩したか
この記事で伝えたいこと
商品数が多くて、手は少ない。
そのときに一番つらいのは、どれも大事にしたいのに、時間が足りないことです。
私はしばらく、その板の間でした。
「1点に時間をかけすぎると他が回らない」「雑に回すとクレームや返品につながる」。
どちらか一方に寄せるのではなく、仕事を分解して、人が触る部分を減らす方向で崩していきました。
目次
この記事で伝えたいこと
当時抱えていたジレンマ
まず決めたこと
現場でやったこと
うまくいかなかったこと
いまの考え方
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当時抱えていたジレンマ
正直に言うと、状況は単純でした。
- 出すべきページや登録の量が、常に山積みだった
- 丁寧にやろうとすると、1件あたりの時間が伸びきる
- 時間を短くしようとすると、説明不足や表記ゆれが増える
「頑張れば何とかなる」は、ある日限界が来ます。
私自身も、夜に残ってなんとかするのには限界があると痛感しました。
まず決めたこと
いきなりツールを入れたわけではありません。
先に決めたのは、次の2つです。
- 品質のラインは下げない(最低限ここまでは守る、をチームで言語化する)
- 短くするのは「考える時間」ではなく「繰り返しの手」(コピペ、転記、同じ型の作業)
つまり、雑にするのではなく、
雑になりやすい作業を、そもそも量産しやすい形に寄せる、という考え方です。
現場でやったこと
やったことは、地味なものが多いです。
- 商品登録やページ作成の流れを書き出し、何回同じことをしているかを数えた
- 外部の表計算やアプリで、転記やチェックリストを自動化できるところから手を付けた
- 文章や画像の下書きで手が止まる部分は、補助ツールを使い、最後の言い回しと判断は人がやる形にした
- 写真や画像は、撮り方・切り出しの型をそろえて、レビューで指摘されにくい状態に近づけた
派手なDXというより、
「毎週同じ悩みをしている作業」を一つずつ減らしていった感覚に近いです。
うまくいかなかったこと
全部うまくいったわけではありません。
- 自動化したつもりが、例外処理で結局手が入るパターン
- 速く出した結果、後工程で直すコストのほうが大きくなったこともあった
そこで学んだのは、
速さだけを指標にしないことです。
「出すまでの時間」と「出したあとに手が戻らないか」をセットで見るようにしました。
いまの考え方
人手が足りないときに必要なのは、根性より設計だと思っています。
- 何を標準化して、何を人の判断に残すか
- どこまでを「十分」にして、次の案件に進むか
ツールやAIは、そのための手段であって、目的ではありません。
現場が少しでも楽になり、改善に使える時間が残る状態をつくる。
それがいまの自分の仕事のイメージです。