こんにちは!城間勝行です。
私たちは日々の暮らしの中でどうしても目に見える大きな成果や分かりやすい効率ばかりを追い求めてしまいがちである。 すばやく結果を出すことや無駄のないスムーズな進行こそが正解であると信じ込んで慌ただしく毎日を過ごしている。 しかし森の中でふと腰を下ろした切り株の表面に走る年輪を眺めているとき私の凝り固まった思考はゆっくりとほぐされていった。 その切り株には何年もの歳月をかけて刻まれた幾重もの美しい模様が広がっており木が歩んできた確かな歴史の足跡を物語っていた。 一朝一夕には決して作ることのできないその静かな佇まいは慌ただしい毎日を送る私の心をふと立ち止まらせてくれたのである。 効率やスピードばかりが重視される現代のビジネスシーンやチーム開発においても私たちは焦りを感じることが少なくない。 予定通りに進まないプロジェクトに直面したり思い描いた通りの成果が出なかったりするとつい自分を責めてしまう。 だが切り株の年輪が長い年月をかけて豊かな広がりを見せていくように人の成長やプロダクトの成熟にも不可欠な時間がある。 表面的な数字や目先のスピードだけに囚われていると本当に大切な土台の部分を見落としてしまうことがあるのだ。 予期せぬトラブルや遠回りに思える経験こそが自分の内側にしっかりとした根を張るための豊かな栄養源になっていく。 完璧に整えられた平坦な道だけを歩く人生よりも時には泥臭く一歩ずつ踏みしめる歩みを大切にしたい。 今日という日が終わる前に自分の足跡がどのような軌跡を描いているのかをそっと優しく振り返ってみよう。 誰かの基準や世間の速度に合わせる必要などどこにもなく自分だけの歩幅でしっかりと歩むことが何よりも大切だ。 見えない未来を不安がるのではなくどんな景色が待っているのかを静かに楽しむしなやかな強さを胸に抱いていたい。 自分の足で大地を踏みしめながらこれからも心豊かな旅の続きをのびのびと歩んでいこう。