Raspberry Piファイルサーバー構築 ‐ 2024
Photo by Jainath Ponnala on Unsplash
「作る側」に興味を持って、Raspberry Piでファイルサーバーを作った話
「家にあるデータを、もっと便利に管理したい」
そんなところから、自宅サーバーに興味を持ち、Raspberry Piを使ったファイルサーバー構築に挑戦しました。
最初は「サーバー」という言葉自体に難しいイメージがありましたが、実際に触ってみると、ネットワークやLinux、ストレージ管理など、普段見えない技術が身近に感じられるようになりました。
今回は、自分がどんなことを考えながら構築したのかを書いてみます。
なぜ作ろうと思ったのか
きっかけは、iPhoneの写真管理でした。
写真や動画が増えるにつれて、
- PCへの移動が面倒
- クラウド容量が足りない
- 「自分専用の保存場所」が欲しい
と思うようになりました。
そこで、
「家に自分専用のクラウドみたいなものを作れないか?」
と考え、Raspberry Piを使ったNAS(Network Attached Storage)構築に挑戦しました。
使用したもの
今回使用したのは、
- Raspberry Pi 3B+
- Ubuntu / Raspberry Pi OS
- OpenMediaVault
- 外付けストレージ
- 自宅LAN環境
です。
Raspberry Piは小型・低消費電力で常時稼働しやすく、サーバー学習にも向いていると感じました。
実際にやったこと
構築では、
- Linuxの基本操作
- IPアドレス固定
- ストレージマウント、設定
- Samba共有(失敗)→OpenMediaVaultの導入
- 権限管理
などを実際に触りながら学びました。
特に印象に残っているのは、
「ネットワークの設定が少し変わるだけで接続できなくなる」
という部分です。
最初はかなり苦戦しましたが、原因を一つずつ調べながら修正していくことで、少しずつLinuxやネットワークへの理解が深まりました。
iPhone自動バックアップにも挑戦
ファイルサーバーを作った後は、
iPhoneのショートカット機能を使って、
- 新しく追加された写真を検知
- Raspberry Pi上のNASへ自動保存
する仕組みにも挑戦しました。
実際には、
- iPhoneショートカット機能側の制約
- iOS標準ファイルアプリでのNAS接続の不安定さ
などがあり、理想としていた完全自動化までは実現できませんでした。
特に、
「アプリやOS側の仕様によって、やりたいことが制限される」
という点は、実際に試してみて初めて実感した部分でした。
一方で、
- NASとの接続方式
- 権限設定
- モバイルOSとサーバー連携の難しさ
などを調べながら試行錯誤したことで、単にサーバーを立てるだけでなく、
“実際に運用する難しさ”
まで含めて学ぶことができたと感じています。
この経験で感じたこと
今回の構築を通して、
「サービスを使う側」だけでなく、
“動かす側”
“構築する側”
への興味が強くなりました。
特に印象に残っているのは、
「作れば終わり」ではなく、実際に運用するには多くの課題がある
ということです。
実際に、iPhoneとの自動バックアップ連携では、
- iOS側の制約
- アプリごとの仕様
- NAS接続の不安定さ
など、想定していなかった問題にも多く直面しました。
ただ、その中で、
- 原因を調べる
- 設定を見直す
- 別の方法を試す
という試行錯誤を繰り返すことで、Linux・ネットワーク・サーバー運用への理解が深まっていく感覚がとても面白いと感じました。
現在は、生成AIアプリ開発と並行して、
- Linux
- サーバー
- ネットワーク
- 自動化
- AI × インフラ
といった分野にも興味を持ちながら学習を続けています。
最後に
まだ学習中ではありますが、
実際に手を動かして、
- 調べる
- 試す
- エラーを解決する
- 改善する
という過程そのものに楽しさを感じています。
うまくいかなかった部分も含めて、「なぜ動かないのか」を考えながら改善していく経験は、自分にとても合っていると感じました。
今後も、生成AI開発だけでなく、インフラやサーバー領域も含めて、幅広く技術に触れながら学習を続けていきたいと考えています。