警察官からエンジニアを目指す理由
警察の現場では、情報共有や書類作成がFAX・電話・紙・庁内端末の回覧に依存し、後から確認したい内容や複数人で共有すべき情報まで電話中心になりがちでした。
その結果、伝達漏れや確認の手戻り、同じ内容を何度も入力する重複作業が起きやすく、現場の負担になっていると感じていました。
私自身、引き継ぎ事項を文書化して共有したり、よく使う書類のひな形を整理して再利用できるようにするなど、手の届く範囲で改善を試みてきました。
その中で、入力の再利用やAIによる作成補助、API連携を使えば、もっと根本から効率化できる余地があると考えるようになりました。
ただ、警察業務は機密情報を多く扱うため、個人で作ったアプリを業務に導入することはできないと判断しました。
この経験から、現場で使われるシステムには、機能だけでなく安全性・運用ルール・使いやすさ・組織への適合まで含めた設計が必要だと実感しました。
「使う側で工夫する」だけでは仕組みそのものは変えられない。
だからこそ、課題に合わせて安全に動くものを“作る側”に回りたいと考えるようになりました。
これがエンジニアを目指す理由です。
数ある分野の中でWeb開発を選んだのは、特別な配布手段がなくても多くの人にすぐ届けられ、個人でも企画から本番運用まで一貫して形にできるからです。
実際にAi-meshiを本番公開まで作り切る中で、その手応えを確信しました。