「8カ国11年の経験が教えてくれた、英語とビジネスの本質」
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物心ついた頃から、「また引っ越しか」が当たり前でした。
父の仕事の都合で、国をまたいで転校を繰り返す生活。友達ができたと思ったら別れの日が来て、新しい学校に馴染もうとするうちに、また次の場所へ。そんなことを繰り返しているうちに、気づいたら8カ国で暮らしていました。
当時はそれが普通だと思っていましたし、正直しんどいと感じることも多かったです。でも今振り返ると、あの経験が自分のすべての土台になっていると感じています。
英語も、そういう意味では「勉強して身につけたもの」ではありません。気づいたら話していた、という感覚に近いです。授業で文法を学んだというより、友達と遊ぶ中で、ケンカする中で、笑い合う中で、体に染み込んでいったものです。だからTOEIC 970という数字よりも、「英語で考えられる」という感覚の方が、自分にとってはしっくりきます。
社会人になって、伊藤忠商事に入りました。そこで初めて、「英語ができること」と「英語でビジネスができること」が全然違うと気づきました。億超のクロスボーダー案件を担当しながら、海外の相手と交渉し、資料を作り、社内外の関係者を動かしていく。言葉が通じるだけでは、何も前に進みません。相手の文化的な背景を理解して、信頼を積み上げて、そのうえで初めてビジネスが動く。そのリアルを、現場で叩き込まれました。
その後、シンガポールのVC・Reapra Groupに移りました。ここでは、アジア各国のスタートアップを支援する経営サポートに携わりました。国が違えば、商習慣も、意思決定のスピードも、人間関係の作り方も全部違います。それでも共通していたのは、「この人は信頼できる」と思ってもらえるかどうか、という一点でした。
今は、株式会社Playflowの代表として動いています。グローバル展開を目指す日本企業の実務サポートが主な仕事です。英語での折衝、海外向けの資料作成、パートナー開拓。肩書きはコンサルタントですが、実態は「現場で一緒に動く人」に近いと思っています。
よく「英語ができる人を探している」というご相談をいただきます。でも話を聞いていくと、本当に必要なのは「英語で動ける人」だということがほとんどです。言語のスキルより、ビジネスの文脈を理解したうえで、実際に結果を出せる人。自分が提供できるのは、まさにそこだと思っています。
グローバルな文脈でビジネスを前に進めたいとお考えであれば、ぜひ一度お話しできると嬉しいです!