マークシート廃止への挑戦!エラー続きの私を救った『京進らしさ』とは?
プロローグ:デジタル化の裏にある、本当の目的
みなさん、こんにちは!
Kyoshin Digital Academy伊藤が「まなびストーリー」をお届けします。
私たちが取り組んでいるDX(デジタルトランスフォーメーション)は、
単にシステムを導入して終わり、ではありません。
私たちの根幹にあるのは、
「人の一生を支援する」という京進グループの理念。
DXを進める最大の目的は、
ITやAIのチカラで徹底的に効率化・省力化を進め、
「人にしかできないこと」に集中できる環境を創ることなんです。
お客様との人間的なコミュニケーション、
ひとりひとりに寄り添った個別ケアの深化、
そして、もっとクリエイティブな業務へのシフト。
デジタル化は決して冷たい効率化ではなく、
人間の温かさや価値を最大化するためのもの。
そんな「人中心のDX」の最前線で、
大きな壁にぶつかりながらも、
失敗を「まなび」にしたリアルな挑戦の記録です。
◆ 長年続いた「マークシート」をめぐる、現場の葛藤
私たちが今回挑んだのは、
塾の運営において大切な「授業アンケート」のデジタル化でした。
これまでは長年、紙のマークシート方式。
これが、現場にとっては負担になっていたんです。
「アンケート用紙を配って、回収して、郵送する」
文字にするとこれだけですが、
全国の拠点で動く手間と時間は膨大でした。
さらに、集計作業にも複数部署の人の手がかかり、
結果が手元に届くまでにはどうしてもタイムラグが発生します。
「生徒の声を、もっと早く授業の改善に活かしたい」
「現場の先生たちを、事務作業から解放してあげたい」
そんなみなさまの想いから、
既存のPaaS(Platform as a Service)を活用した、
ログイン認証形式のWebフォーム化プロジェクトが開始しました。
◆ 「理想を形にするワクワク」と、突然現れた大きな壁
プロジェクトが始まった当初、
「使う人が気持ちよく使えること」
「利用する先生や運用部署にとって効率的で便利になること」
それを想像しながら実現のプロセスを組み立てていく事に、
「私、こういう仕事すごく楽しいかも!」とワクワクしました。
利用部署からの要望を丁寧にヒアリングし、
複雑な処理に関しては部分的に外部の開発パートナーとも連携。
計画したスケジュールに沿って、
順調に進行しているように感じていました。
ところが、実際に試作版を動かしてみると、
状況は一変します。
「あいうえお順で選べた方がいいよね」
「実際の現場の運用を考えると、この機能も必要かも!」
動いたからこそ見えてくる、
「創意工夫」という名の「追加要件」が次々と溢れ出してきたのです。
◆ 寝ても覚めても?!コードと向き合った、苦戦の裏側
追加要件に応えるためには、
標準機能だけでは足りず、
JavaScriptやPHPによる本格的なコーディングが必要になりました。
しかも、ただサーバーに置くだけのコードではありません。
利用しているPaaSの独自の特性や制約を
理解した上で記述しなければならないという、
私にとっては難しいミッションとなりました。
正直に言って、
これには、ものすごく苦戦しました…
技術的な壁にぶつかり、
気づけば残業という日もありました。
「どうすればあの処理を実装できるだろう」と、
寝ても覚めても頭の中で処理を書き換えている、
そう言えるほどの時期もあったと思います。
大変だけど、つらいと感じたことはありませんでした。
なぜなら、利用部署のメンバーがものすごく協力的だったから。
彼らはただの「依頼者」ではなく、
一緒にシステムを創り上げる「主体者」として、
常に寄り添い、一緒に考えてくれたのです。
「みんながもっと、人にしかできないことに集中できるように」
その共通のゴールがあったからこそ、
私たちは部署の枠を超えて、
一つのプロジェクトチームとして機能していたように思います。
そんな苦戦の末、
なんとか要望をすべて詰め込んだフォームが完成!
当初スケジュール通りに、実運用をスタートさせることができたのです。
「やった!手間を省略する一歩が踏み出せた!」
仕様書も整理して、心地よい達成感を感じることができました。
……しかし、本当の試練はここからだったのです。
◆運用後すぐに問い合わせ。「想定外」という名の、最大のまなび
「すいません、選択肢の一部が『?』に文字化けしちゃっています!」
「思った通りの選択肢が表示されないパターンがあるみたいです……」
運用開始直後から、
問合せのチャットが届きました。
なぜ・・・と、頭が真っ白になりました。
追加要件を急ピッチで実装した分、
イレギュラーなデータパターンに対するテストが、
完全に追いついていなかったのです。
実運用が始まり、多くのユーザーが
様々なパターンで一斉に動かしてはじめて発生する不具合。
ここからの数日間は、まさに自分との戦いでした。
エラー再現テストを実施、原因を突き止め、
コードを修正してテストを繰り返しました。
開始の時に感じていた達成感は吹き飛び、
思い通りにできず申し訳ない気持ちと、
「私が開発したんだから、何が何でも直さなきゃいけない」という、
責任感が襲ってきました。
結果的に、取得する項目の特殊文字が
初期値で文字化けを起こしていたことが判明し、解消しました。
また、様々な画面遷移パターンに対応した
コード順序の変更により、不具合を解消することができました。
エラー発生の時、私を救ってくれたのは、やはり「京進の人」でした。
「お忙しいところ色々要望してお手間をかけてすみません」
「ご対応くださりありがとうございます」という言葉で、
私のエラー修正対応を支えてくれました。
そのおかげもあり、なんとか不具合を修正し、
無事にデジタル化初回となるアンケートの回収と、
利用部署単独での集計作業をやり遂げることができたのです。
◆ 「ありがとう」の言葉が、ネガティブをポジティブに変えてくれた
第1回のアンケート集計が終わったとき、
利用部署の担当者の方から、
「色々な要望に対応してくれて本当にありがとう!
おかげで今回の集計、すごくラクになりました!」
との言葉をいただきました。
不具合を出してしまって、迷惑をかけたはずなのに。
プロセスの頑張りを見ていてくれて、
感謝の言葉をかけてくれる。
これこそが「ステキな大人が増える未来をつくる」、
「京進らしさ」だなぁと実感しました。
私自身は、この挑戦と「まなび」を通して、
「理想を形にするためのプロセスを考えることが、好きだな」と気付きました。
自分の新しい一面に出会えたことが、とても嬉しかったです。
■エピローグ:次なる挑戦へ。ステキな大人が増える未来をつくる
もうすぐ第2回の授業アンケートが控えています。
もちろん、前回のエラーは修正済みです。
さらに効率的で、使う人がもっと笑顔になる運用実現を目指しています。
京進グループが目指すのは、
高い学力だけでなく、人間性豊かで社会に貢献できる「ステキな大人」を育てること。
そのためには、私たち自身が「探求する好奇心」や
「夢や理想に向かって進む姿勢」を体現する、
ステキな大人でありたいと思っています。
「人中心のDX」への挑戦は、まだまだ始まったばかり。
次はどんなワクワクする未来を創り出せるか。
失敗を恐れず、仲間と共に新しい挑戦へ——。
あなたも私たちと一緒に、
デジタルのチカラで、ステキな大人が増える未来をつくってみませんか?