一見すると、デザインと接客はまったく違う仕事に見えます。
デザインを学んでいた頃は、ブランドの魅力をどう「見せるか」を考えることが中心でした。でも、実際に店舗に立ってお客様と接するようになってから、ブランドの魅力はデザインだけで完結するものではないと感じるようになりました。
現在は、フランス発のバッグブランド「L/UNIFORM」の店舗で、お客様への接客・販売を担当しています。
L/UNIFORMが大切にしているのは、高品質な素材や職人の技術を活かし、長く使えるものをつくること。
ただ、それをそのまま説明すれば、お客様にブランドの価値が伝わるわけではありません。
お客様と日々接する中で、ブランド側が伝えたいことだけではなく、実際にお客様が何を求めているのかを知ることの大切さを感じています。
デザインの仕事をしていた頃は、ブランドの世界観を「どう見せるか」を考えていました。
今は、店舗でお客様と接する中で、そのブランドの価値を「どう伝えるか」を考えています。
立場は違いますが、どちらも「ブランドの価値を、相手に届く形にする」という点では共通しているのだと思います。
デザインを学んだ経験と、実際にお客様と向き合ってきた経験。この二つの視点を持てたことは、これからブランドやマーケティングに関わっていく上でも、自分の強みになるのではないかと感じています。
これからは、つくる側と届ける側、その両方の視点を活かしながら、ブランドと人をつなぐ仕事にも挑戦していきたいと思っています。