「モチベーションチームアワード2019受賞」
本社転勤。管理職としての最初のミッションは「離職率の低下」でした。
本社に転勤し、管理職としての第一歩。
最初に与えられたミッションは、**「離職率の改善」**でした。
全国の責任者に抜擢された当時、私がマネジメントする人数は約50名。
しかし、組織の状態は決して良いとは言えず、離職率は43%。
採用しても、育成しても、次から次へと人が辞めていく。
採用コスト・教育コストは膨らみ、課題は山積みでした。
そんな状況の中、入社からわずか1年。
福岡から本社へ異動したばかりで、会社全体や事業の全体像も十分に把握できていない状態。
見知らぬ土地で与えられたミッションは、次の3つでした。
- ① 離職率の改善
- ② 全国店舗の統率
- ③ コンシェルジュデスクの立ち上げ
正直なところ、
「何から手を付ければいいんだろう…?」
というのが率直な気持ちでした。
ちょうどその頃、社内で実施されていた組織モチベーションサーベイでは、
全部署の中で最下位という結果。
「そりゃそうだよな…」
結果を見て、妙に納得したのを覚えています。
まずは“現状を知ること”から始めた
改革の第一歩として、私は現状把握に徹しました。
- 全体アンケートの実施
- 現場への訪問
- 一人ひとりとの面談
とにかく、事実を集めることに時間を使いました。
そこで見えてきたのは、
**「依存体質の組織」**という実態でした。
- 会社に求める
- 上司に求める
- けれど、自分たちで変えようと動く人はいない
不満はある。期待も高い。
でも、行動にはつながっていない。
この構造が、組織全体に根付いていました。
改革の起点は「期待度の調整」
まず着手したのは、期待度の調整でした。
会社への期待値が高いほど、
現状とのギャップが大きくなり、不満や不信感につながります。
そこで、以下の7つを軸に、組織改革を進めていきました。
- 裁量を与えるための職務分掌の設定
- 各責任者・メンバーに求める役割の明文化
- 組織としての役割定義と浸透
- マネジメントメンバーの育成
- 等級制度の再構築
- 採用要件の再構築
- 教育部門の立ち上げ
一つひとつは地道な取り組みでしたが、
組織は少しずつ、確実に変わっていきました。
数字が示してくれた、組織の変化
結果として、
- 売上:前年比180%以上
- 離職率:43% → 10%まで改善
組織は100名を超える規模へと成長し、
部署として表彰もいただくことができました。(女性比率95%)
何より、「結果を出し続けられる組織」へと変化したことが、大きな成果だったと感じています。
この経験から学んだこと
この経験を通して、強く実感したことがあります。
やみくもに施策を打っても、組織は変わらない。
まずは、
- 事実を自分が理解する
- 課題を分解する
- 改善ポイントを見つける
このプロセスに、一番時間をかけることが何より大切だということ。
私自身、管理職としても、人としても、
大きく成長させてもらえた経験でした。