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【vol.07】社会人一年目と今のわたしを比べてみた

Photo by Buddy Photo on Unsplash

今回もバトンが回ってきたので、ここにテーマを書きます。
社会人16年目の自身の振り返りも兼ねて、書いてみようと思います。

社会一年目のわたし

新卒入社年度:2008-2009年ぐらい(ちょうどリーマンショック後)

職業:社内システムエンジニア

何をしていたか:1年~3年目ぐらいの間

  • Salesforce(CRM/SFA)のシステム管理者、自社カスタマイズ開発
  • BI活用の社内普及活動
  • スマホアプリ開発のディレクション
  • その他情報システムのアプリケーション/サーバ監視、附随するトラブル対応
  • 社内PC・ソフトウェア・モバイル等の運用管理
  • PCキッティング など



今のわたし

職業:事業会社の代表および取締役

何をしているか:スタートアップ企業の経営全般

  • ビジョンの策定と共有
    会社の方向性を示し、全員が同じ目標に向かって動ける環境を作る。
  • 経営戦略の策定と実行
    会社の中長期的な方向性を定め、その実現に向けて必要な施策を立案・実行しています
  • 企業文化の醸成
    社内における価値観や働き方を整え、会社全体が同じ方向を向ける環境を作っています。
  • 社員の育成とマネジメント
    社員一人ひとりの成長をサポートし、チームとしての最大の成果を引き出しています。
  • ステークホルダーとの関係構築
    取引先、投資家、地域社会などのステークホルダーと信頼関係を築き、事業を発展させています。
  • リスク管理
    法的リスクや市場リスクを把握し、必要に応じて迅速に対応しています。 など




比べてみると

変わった部分

  • 役割のスケールアップ
    社内SEとして技術や業務支援に注力していた立場から、会社全体を動かす経営者に。
    個人やチームの問題解決から、組織や市場全体を見据えた意思決定へとスケールが大きく広がったと思います。
  • 視点の変化
    技術的な詳細にフォーカスしていた「現場視点」から、事業全体を俯瞰する「全体視点」へ。
    自社だけでなく、社員やステークホルダーの成長や便益も考える立場になりました。
  • 目指す成果の違い
    システムの安定稼働や技術導入が目標だった時代から、組織としての成果創出やビジョン実現がゴールに。
    業務範囲が「実務運用」から「戦略設計」へシフトしたと思います。

変わらない部分

  • 探求心による課題解決
    技術を駆使して社内の問題を解決していた頃も、経営戦略で会社の課題に挑む今も、常に「どうすればもっと良くできるか?」「どうしたら”それ”ができるか?」を追求している姿勢は同じな気がします。
  • 柔軟な対応力
    新卒時代に携わったシステムトラブルの対応(まぁ当時はてんやわんやでしたが)で鍛えられた「適当に問題を切り分けて適切に対応する力」は、リスク管理や経営意思決定でも発揮されていると感じます。
  • 新しい技術や知識への好奇心
    15年前の当時はBIやスマホアプリの黎明期でもありました。当時は正直システム開発のイロハをよく理解しないまま目の前のタスクを消化していました。その中でも自分なりに腹落ちさせ、ひたすら”やる”こと。
    そうして前進していく姿勢は経営者になった今も変わっていません。


振り返りまとめ

新卒の頃は、目の前のトラブルをどうにかして解決する毎日でした。週末は友人と飲みに行く約束をしながらも、深夜までPCとにらめっこして「これ、本当に終わるのか?」と焦っていた社内SEの自分がいました。それでも何とか問題解決し、状況を好転させてきたハードな経験は、16年が経った今、経営者として会社全体の舵を握る立場でも、あの泥臭い日々が糧になっていると感じます。

別のシーンでは、社内で新しいシステムを導入するたびに業務部門から反発にあい、時には「それは、本当に必要なのか?」「森本くんが言ってることはめちゃくちゃだ!」と言われながらも使ってもらえるまで粘った経験が、今の実行力・実現力につながっていると思います。

16年経っても変わらないのは「どうしたらできるのか?」を常に問い続けることです。

(少々美談みたいになってきましたが)私の社会人経験は正直褒められたことばかりではないです。しかし、様々傷つきながらも這い上がってきた経験が自分を強くしてくれたと感じます。それがこの16年間の財産に思います。

Baton Story
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