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【連載2/3】1on1をもっと効果的に。週3回だからできる進め方と工夫


目次

  • 頻度が増えるとマンネリ化する?進め方の工夫で変化をつける

  • 「柔軟性」と「社外視点」の取り入れ

  • 1.メンバーの状況に応じたテーマ変更

  • 2.社外視点の取り入れ

  • 3.社外フィードバックの共有方法

頻度が増えるとマンネリ化する?進め方の工夫で変化をつける

週3回の1on1を行う中で、同じような話題ばかりにならないようにする工夫として、曜日ごとにテーマを明確化しています。

曜日ごとのテーマ設定

  • 月曜:課題共有と今週のタスク設定
    プロジェクトの進捗や目の前の課題を共有し、優先すべきタスクを設定します。
    特に新しいプロジェクトでは、期待値を調整し、課題解決に向けた具体策を話し合います。
  • 水曜:進捗確認と壁打ち
    水曜はタスク進捗の確認と、行き詰まりを解消するための壁打ちの場です。
    課題を深掘りし、新しい視点でアプローチすることで、メンバーの思考や課題アプローチを引き出します。
  • 金曜:よもやま会(自由な会話)
    プライベートな話題も含めたリラックスした場です。
    この場でのカジュアルな対話が、メンバーの新たな挑戦のきっかけになることも多くあります。

「柔軟性」と「社外視点」の取り入れ

1.メンバーの状況に応じたテーマ変更

1on1の進め方で大切にしているのは「柔軟性」です。
週3回の1on1を設定していますが、必ずしも事前に決めたテーマにこだわる必要はありません。
メンバーのwork状況やタイミングに応じてテーマを切り替えたり、自由に話せる雰囲気を作ることを心がけています。

例えば、金曜の「よもやま会」で予定外の仕事の悩みが話題に上がった場合は、それを中心に話を進めることもあります。
逆に、月曜の課題共有が短時間で済んだときは、プライベートな話題でリラックスする時間に変えることもあります。

2.社外視点の取り入れ

1on1をさらに価値あるものにするために、社外(クライアントやビジネスパートナー)からのフィードバックも積極的に活用しています。
社外からのフィードバックは、メンバーと会社双方の成長に欠かせない要素です。
そこで、私はプロジェクトごとにクライアントのPMや課長職以上のカウンターパートと月1回の1on1を実施しています。この場では、メンバー個々の評価やプロジェクト全体に対するフィードバックを伺います。
これは連載1回目でお伝えした【FBの数を増やす】という点にも通じます。この取り組みを通じて、メンバーの成長だけでなく、チーム全体として組織の成熟度も向上すると考えているからです。

3.社外フィードバックの共有方法

社外から得たフィードバックは、私を介した単なる2次情報にならないよう”生のフィードバック”として、そのまま伝えることを意識しています。またポジティブな内容は自信を持って伝えつつ、改善点については「さらに成長するために、こんな期待がある」といった"未来志向"のメッセージを意識して共有しています。こうすることで、メンバーは前向きに捉えやすくなり、行動に移しやすくなると考えているからです。

次回は、1on1を通じて生まれた実際のエピソードをご紹介します!

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