広告の営業をしていた、リクルート時代。
とにかく忙しくて、毎日深夜残業と飲み会、家には寝に帰るだけ。休日はほとんど寝ているか、仕事の準備か付き合い…仕事は充実しているけれど、プライベートは?という日々を過ごしていました。でも、若い自分にはそれがちょうど良かったのだと思います。なぜならこの会社で働きたいと思った理由は、自分の能力を高めたかったから。ただ楽に稼ぎたい、とかではなくて、「力をつけて、自立できる人間力を身に付けたい」と常に思いながら仕事をしていました。だから日々の心がけでも、販売実績だけをあげるためのテクニックではなく、相手が価値を納得するための知識収集力と説得力、人を引き寄せる魅力や、信頼される力を身に付けたいと思っていました。その目的があったから多少きついことにも"社会勉強のひとつ"と前向きに捉えることができたし、会社を活用して様々なことに積極的にチャレンジすることができました。
少しづつ力がついてきて、会社から期待される売り上げを大きく上回る数字も作れるようになりました。同僚や先輩、そして編成・制作チームにも認めてもらう機会が増え、やればやるほど成果も伸びていきます。"売れるテクニック"も少し備わってきている自分に違和感を感じつつも、新しい領域の仕事にもチャレンジできるようになってきた。ように感じていた。
ただ次第に、慣れや自分が元々避けていた「経験とテクニックで売る」という仕事の仕方に片寄っている自分もそこに存在していました。
「本当に今のやり方がベストなのか?」「相手が喜んでくれるのか?」
仕事が辛いとかプライベートがない、といった悩みではなく、
「このやり方が自分の理想とする未来に向かっているのか?」という迷いが出てきました。