【レポート】ママ社長が語る、佐藤昌子社長×島袋尚美の対談(広報部レポート)
株式会社ゆいまーるの島袋尚美です。
港区のとあるカフェにて、
2人の「ママ社長」の対談が行われました。
共通点が多く、対談は和やかに進みました。
グローバルな生い立ち、女性の働き方、キャリア、結婚感、子育て、家族構成などなど。
2人のママ社長の対談を、広報部から贈ります。
目次
第1話:ビジネスがしたかったわけではないのに、なぜ?佐藤社長がタオルに行き着くまでのストーリーって?
第2話:感動を生み出す働き方について、盛り上がる2人のママ社長
第3話:次世代のキャリア育成は難しい?育てるタオルの社長の思う、育つ若手の特徴とは?
第4話:仕事も家庭も協力者があつまるのはなぜ?男性の皆様、●●を持て!
第5話:最後に、今の20代へのメッセージ
広報部レポート:広報部レポート「佐藤社長×島袋尚美スペシャル対談」からの気付き♪
第一話:ビジネスがしたかったわけではないのに、なぜ?佐藤社長がタオルに行き着くまでのストーリーって?
広報部:先に、佐藤社長がなにかPRしておきたいことがあったら事前に伺いたいです。
佐藤社長:PR…特にないです笑
でも、(この対談が)タオルのご縁なので、ぜひ最近できたショールームにいらして頂きたいです。
この時期なのですごく来てください!とは言えないんですが、ゆっくり過ごしていただける空間になっていると思いますし、私もいますので。お客様のお声を直接伺えるのはとっても参考になるので、ぜひ。
広報部:オープンのときにスタッフと一緒に行きました。本当に素敵なお店で。そうしたら社長がたまたまいらっしゃって、コーヒーまで出して頂いて。
尚美社長(島袋尚美):なんと!
佐藤社長:いえいえ、うちがちょうどコラボしてるトリバコーヒーさんに来て頂いて、いれてもらったりして。
広報部:育てるタオルのブランケットみたいなのがあるんですよ。あれがやばいです。
佐藤社長:いまのシーズンすごい売れてます。
尚美社長:ご両親が実業されていて、社長は最初、幼稚園の先生?
佐藤社長:そうです。うちは両親が元々台湾出身なんですけども、音楽をやっていて教師だったんです。でも父がチャレンジャーだったようで、日本にきて新しい事業を始めたそうです。だからすごく苦労したと思います。60年くらい前ですね。
尚美社長:では(お父様が)20代のときに
佐藤社長:そうですね。最初は商売のことが全然わからなくて海外のものを入れたり、日本のピアノを輸出したり、日本にないようなお土産を仕入れたりとか車で行商していたそうです。タオルも輸入していて、当時タオルは高級品だったので、あんまり使える人がいなかったみたいなんですが、ある宿のご主人にタオルはこれからどんどん需要が増えるからこっちをやったらどうかってすすめられてタオルを始めたんですよ。
だからビジネス!っていうか、いろいろやりながらタオルに行き着いた感じです。
尚美社長:なるほど。
佐藤社長:でも親も商売は大変だとわかっていたので、子どもたちには手に職をって。それで私以外の兄弟はみんな医者になったため、私が手伝うことになって。最初はがっつりっていうよりもフレックスな感じでやってました。
でもまあやってみたらこっちの方が合ってるんじゃないかって周りには言われることがあるんですが(笑)
第二話:感動を生み出す働き方について、盛り上がる2人のママ社長
佐藤社長:たまたま昔ママ友と一緒に小物をデザインしたり、売ったりしていたことがありまして。このブランドをはじめるときに外部スタッフとしてその方にお手伝いをお願いしたんです。自信はなかったけどとにかく作って。そしてできあがったときってすごい感動なんですよ。
うちのブランドが伊勢丹の新宿店に並んだときに、自分たちの工場でつくったものがああいう場所に並んだら光るんだなと。
その感動もあって頑張らなくちゃって思いましたね。
尚美社長(島袋尚美):それが何年ですか?
佐藤社長:2013年です。やっぱり自分が大好きな百貨店に出せるのとか、それを買っていただけるのが、うれしい!って。
尚美社長:すごいですね、7年!当時はお子さんが中学くらいのときに?
佐藤社長:娘は今31歳なのでもっと後ですね。
私は表に出るの全然好きじゃないんですけど、実際に話すとどんどん想いが乗るし、やっぱり私が顔にならなきゃなって日々思って生きております。
尚美社長:そういう覚悟ってどうやって決めてきました?
佐藤社長:取材のときとか、インタビューの人がしっかり調べてちゃんと素敵に話してくれたんですけど、聞いていると段々自分がやりたい!話したい!ってなるんですよ。
尚美社長:自分が話したほうが、より伝わったと感じたことは、ありますか?
佐藤社長:そうですね。若いスタッフにやらせることもあるけど、なにか違う。
この間お客様に商品を説明したらとても感動して頂いて、「店長ですか?」って聞かれたので「社長です」って答えたら、「ですよね、質問しても全然わからないって言わないしなんでも答えるから」って言って頂いたときに嬉しくて。わからないことがないって当たり前なんですけど。
尚美社長:この商品に想いを乗せてるのは自分だ!みたいなの私もあります。
佐藤社長:若い子にもそういう所持って欲しいですね。もちろんいいところも悪いところもあるけど、全部含めてのいいところはここだよ、って紹介できる想いというか。
第三話:次世代のキャリア育成は難しい?育てるタオルの社長の思う、育つ若手の特徴とは?
尚美社長(島袋尚美):次世代の育成で工夫してることとかありますか?
佐藤社長:私、つい自分でやっちゃうんですよ。そこ違う!みたいな
尚美社長:わかります!!でもそれやると育たないよって言われるんですよね
佐藤社長:だからわりと色々連れて回ります。営業なり、お店見に行くなり。一緒に行ってここが私は好きって伝えたりとか。だからそういうのに積極的について来て吸収する子は伸びる。
尚美社長:なるほど!!
佐藤社長:そうなんですよ。
今のデザイナーは2年目で、新卒を採用したんですが…。私にしては超チャレンジ。
前のデザイナーさんは40代の超ベテランでした。ご都合で退職することになったので、次の子はベテランか若手かですごく迷いました。
でもブランドの地盤ができていたので、この子は2~3年間それをブラッシュアップしてもらい伸びるのを待つ、若手育成やってみるか!って。
尚美社長:ついベテランいっちゃいそうですけど、すごいチャレンジですね。
佐藤社長:だから面接はまずやる気をみましたね。
彼女は実際この1年すごく大変だったと思います。でも同期のみんなにとっても羨ましがられると言ってます。自分がやったものがすぐに百貨店に並びますから、他の新人の子はまだ紙切ってますくらいの状態なのに!って。周りに普通ありえないよってとにかく羨ましがられるのがいいみたいで。
とにかく頑張りやだからつぶれないように、大事に育てることに気をつけてます。
若い子育てるの難しいんですよ。
尚美社長:育たないです、若手は。
佐藤社長:言葉とかも違いますしね。知ってる芸能人とか
尚美社長:本当によく起用されましたね
佐藤社長:チャレンジだったよねってすごく言われます。
第四話:仕事も家庭も協力者があつまるのはなぜ?男性の皆様、●●を持て!
尚美社長(島袋尚美):ママ友が外部のデザイナーだったり、ご主人がご自身の会社で宣伝してくれたり、協力者が集まってくるなっていう印象なんですが、佐藤社長がご自身で思う長所はありますか?
佐藤社長:うーん、割と人の世話が好きです。
フットワークが軽いほうですし、人がなにかしてたら声かけたり手伝ったりしちゃう。
尚美社長:それは感謝されますね!
佐藤社長:そこかな~?って言う感じで。
尚美社長:ボランティアとか国際協力とかやってらっしゃるイメージです。
佐藤社長:いやいや(笑)母が熱心なクリスチャンですので、子供の頃から教会のことをいろいろやっていたんです。日曜がないみたいな。だからいつも動いてましたね。最近は代わりにだれか動いてくれないかなって思いますが(笑)
今は時代的にママ社長もけっこういるけど、当時はあんまり女性の社長はいなかった。家族や旦那様との関係は?
尚美社長:今はママ経営者とか普通ですけど、昔はあんまりだったと思うんですが、旦那様との関係がぎくしゃくすることとかありましたか?
もっと家にいてほしいとか、子育てもっとやって欲しいとか言われたり。
佐藤社長:う~ん、子育てに関しては元々自分が基本私がやっていました。(笑)
ただ、周りから女は黙って子供と旦那の健康を管理するのが仕事って言われたりとか苦労もしましたけど。
旦那様に趣味があると結構楽ですよ。
一日中何もせずに家にいられるときついけど、彼も自分の趣味がある、今日はお互いフリーだからじゃあご飯でもいくか、みたいな距離感大事ですね。
尚美社長:今日のテーマ、男性の皆さん趣味を持て!(笑)
社交的な人の方がいいですよね。
うちの旦那もクラフトビールの趣味を見つけたので、飲みに出かけたり飲み友が家に来たりします。肝臓とお財布は心配だけど、家にじっとしていられるより全然いいですね。
第五話:最後に、今の20代へのメッセージ
尚美社長:私の周りの20代の子って、会社勤めやりつつ将来自分でも仕事できてたらいいなとか、大きく言うと自立したいなみたいな子が多いんです。
会社に一生養ってもらおうっていう世代じゃないじゃないですか。
そういう子に向けてメッセージ頂けると嬉しいです。
佐藤社長:会社の仕事は頑張って、その中で好きなものが見つかったらチャレンジしてほしいですね。
仕事の失敗って意外に大したことではないって思うんです。その時は落ち込みますが…。
今の子ってこじんまりとして、これでいいやみたいな子が多いんですけど、なんで?って思いますね。
尚美社長:車もほしいとも思わないみたいな
佐藤社長:そう、学校出ても免許いらない、なんで?って。
これくらいでいい、っていうのもいいんですけど、絶対もっと、外に素敵な世界が広がってるよって思うんですよ。
いっぱいいろんな体験してほしいですね。
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ママ社長として活躍するお2人、ありがとうございました。
共に20代から事業に携わってきたお2人の仕事のことやご家族のこと、男性や今の若者へのメッセージなどとても和やかで時に鋭い濃密な時間でした。
広報部の他ブログや対談記事でも、尚美社長始め様々な経営者の方々のお話に触れることができます。
ぜひご覧ください。