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何者かになりたくてまた絵を描いた

私はちょっとだけ絵が描けます。

世の中にはイラストレーターやデザイナーと呼ばれる、絵やデザインのプロがゴロゴロ居ます。

そういう人たちからしたら、
私は「ちょっとだけ」絵が描ける人なんです。

小さい頃から絵を描くのが好きで
ポケモンとか雑誌りぼんに出てくるキャラとか
しょっちゅう真似して描いてました。

そして小学校2年生の時、初めて都の美術展に
選出され母と一緒に都心まで出て観に行きました。

衝撃でした。

自分より圧倒的にセンスやスキルのある作品がたくさんあって、
小2ながら自分の作品が飾られている高揚感より、圧倒的な敗北感を感じたのです。

「自分より絵が描ける人、ものが作れる人はたくさんいるんだ」

それから私は高校を卒業するまで
「上には上がいる」
と、ひとつのことを極めることを諦めて
絵は美術の時間とノートに描く落書きで満足するようになりました。

ちょっと頑張ってせいぜいクラTぐらい。


美大に進学する友人を「やっぱりあの子たちはすごいもんな〜」
と他人事で見ていました。
私はちょっと描きたい時に描けばいい、それが自分に合ってるんだとずっと思いながら。

そして大学になった時、また絵を描く機会が増えました。
サークルの各行事で、パンフレットを作成したり看板を描いたり、チラシやアルバムを作ることもありました。



すごい楽しかったんですよね。
ただこの時以降、卒業に向けて研究が忙しくなって絵なんて息抜き程度にしか描けませんでした。

こうしてまた絵やデザインから遠ざかってしまい

それから何となく就職が決まって何となく営業職で頑張って、真面目にやってたら身体を壊してしまって。

ちょっとお暇を頂いてる間にもやっぱり
絵を描くことが息抜きになっていました。


通っていたバーのチョークアートもやったりしました。


それから転職をして、
やりたかった「広報」になって早4年が経ち
もう広報5年目です。

建築事務所の広報になって、
よりデザイナーさんやイラストレーターさんと
仕事することも多くなり必然的に「デザイン」に触れることが多くなりました。

広報は確かにやりたかった仕事だし
経験もスキルも少しずつついてきたなと感じるし、色んな苦労を経験してもなお好きな仕事だと思えています。

でも、デザイナーさんを見てどこかで

「絵(デザイン)を生業にしてて羨ましい」

と思う自分がいました。

広報は好きだけど天職かと言われると
それはまた違う気がしていて(笑)、
本当は絵を描くことに未練があったんです。

自分は一体「何者」と言えるんだろうか

と、周りの人が起業したり
デザインを仕事にしていたり
副業でスキルを発揮している姿を見て

悶々と悩むことが多くなりました。

正直、絵やデザインのスキルは中途半端だし
広報として独り立ちできるほどのプロかと
言われたらまだまだです。

私はひとつのことでは圧倒的な天才に
勝てっこないことは小2の時に実感しています。

そしてこのコロナ禍で家で過ごすことが多くなった時

何者かになりたい

と強く思うようになりました。

そんな時、前に読書感想文にも書いた

100人に1人のスキルを3つ持て

という言葉を思い出しました。

ちょうど私は

・絵やデザインはそこそこ描ける(アナログだど)

・広報(まだまだ修行中!)

・〇〇〇〇〇〇 ←あとここ

と書いて○○を探す!とか豪語してたけど

いやまて、まずは絵やデザインを実際に
仕事に生かせるぐらいやれるのか?
何かやってるのか?という話です。

そう、私は絵やデザインに対して
実践的な行動を何もしていませんでした。

それに対して「上には上がいる」と
最初から自分の意思で何か前に進めることを諦めていたのです。

確かに小2の時に「絵を描くだけ・ものを作るだけ」の才能が
ないことを実感したのは事実ですが、
少し得意なことを伸ばす努力はしてこなかったのです。

趣味でいいや

と目を瞑っていたわけです。

なんともお恥ずかしい。

この事実にようやく気づいた私は
自粛期間中に一念発起して

Instagramでイラストアカウント

https://www.instagram.com/todays_usako/

BASEでネット販売
(現在はSUZURIに移行中。アクセサリーはそのままBASEで売ります)

coconaz572のオリジナルアイテム通販 ∞ SUZURI(スズリ)coconaz572の公式アイテムの通販サイト。柄デザイン、ゆるデザイン、タイポグラフィ、いろいろデザインしてます。suzuri.jp

を始めました。

有難いことに友人や知人が購入をしてくれました。

自分の意思と行動で作ったもの
誰かが身につけてくれてる
その事実が自分を

何者かにしてくれたような気がしました。

これは私にとって大きな一歩でした。

その後、このInstagramのアカウントを見てくれた知人が
バスケチームのTシャツデザインを依頼してくれました。
とても嬉しかったです。

現在は、別のチームになりますが、
ユニフォームのデザインも依頼してもらっています。

〇〇のところはまだ模索中ですが
(ちょっとだけプログラミングの勉強Progateを始めている&英語勉強中なのでその辺りかなと考えているところです)
自分なりに「何者にか」には少しだけ近づいているのかな
と実感するようになりました。

今後はIllustratorをもっと使いこなし
iPadも買ってデジタルに挑戦しようと思っています。
(お願いだからボーナス1万円でも高くなりますように)

今年は「絵・デザインができる広報PR」
目指して自分のペースで、前に進んで行けたらなと思います。

コロナ禍で大変だったけど
自分の背中を押してくれる良い機会でもありました。

最後まで読んでくれてありがとうございました。


※この記事はnoteにも記載しています。

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