働くことの意味とは?
今日は「働くことの意味」について、書こうと思います。
突然ですが、みなさん仕事に夢はありますか?
私は社会に出て働き始めた当初は、全くなかったです。
営業時代は毎日数字に追われ、毎月ノルマを達成するのに必死こいて仕事していました。
お給料日を楽しみに働き、そしてストレス発散のためにパーッと使う(笑)
その繰り返しでした。
そんな私が「働くことの意味」を考えるきっかけになった物語があるので、ぜひ分かち合いたいなと思います。
●3人のレンガ職人の話
中世のとあるヨーロッパの町。旅人がある町を歩いていると、重たいレンガを運んでは積み、運んでは積みを繰り返している3人のレンガ職人に出会ったそうです。
そこで旅人は「何をしているのですか?」と尋ねました。
すると、その3人のレンガ職人は次のように答えました。
1人目
「そんなこと見ればわかるだろう。【レンガ】を積んでいるんだよ。暑い日も寒い日も。腰はやられるし、手はボロボロだし、毎日ほんとクタクタだよ」と答えました。
2人目
「レンガを積んで【壁】を作っているんだ。この仕事は大変だけど、カネが良いからやっているのさ」と答えました。
3人目
「レンガを積んで、後世に残る【大聖堂】を造っているんだ。そして街中の人を笑顔にすんだ。こんな仕事に就けてとても光栄だよ」と答えました。
3人のレンガ職人は、それぞれ「レンガを積んでいる」という仕事は同じです。仕事の内容や役割が同じなので、賃金もほとんど変わりません。
しかし「目的」がまったく違います。
何のために働くのか、目的意識が全く違うのです。
●目的意識の違い
この話は、仕事に対する姿勢や、ビジョンや目的意識の重要性を示しているなと考えさせられました。
私たちが日々の仕事に取り組む中で、それが単なる作業として終わるのか、それとも何か大きな目標や使命感に繋がるのか、明確に違ってきます。
1人目
とにかくただ言われたことをこなすだけで、その背景にある意味や目的を見いだせていません。仕事は単なる作業であり、その結果として生じる報酬が唯一の頑張る理由ですよね。
この姿勢だと、仕事に対するモチベーションや満足感が得られないでしょうし、日々の労働が単なる義務として感じられてしんどいですよね。
2人目
お金を目的として仕事に取り組んでいます。彼にとって仕事は手段であり、その手段から得られるお金こそが重要です。
長期的な満足感や幸福感は得られないでしょうし、おそらく頭の中は「どうやったらもっと稼げる仕事になるかな」だと思われます。それだと、仕事に対する情熱や充足感は得られませんよね。
3人目
仕事に対する明確な目的意識を持っています。彼は自分の仕事が、後世に残る大聖堂を造り、人々の笑顔を生み出す一翼を担っていることをとても誇りに思っています。
彼の仕事には使命感や誇りがあり、その仕事に対する情熱や充足感を感じながら、モチベーション高くイキイキと働いてるでしょう。
●まとめ
この話を聞いて、仕事に取り組む際には、単なる作業やお金を目指すのではなく、明確な目的意識や使命感を持つことが重要だなと感じさせられました。
同じ作業も、目的があると、捉え方が変わり、感情も変わり、得られるものも大きく違うなと。
仕事が単なる手段ではなく、自分自身の夢やビジョンの実現や、社会貢献の一環として捉えることで、より最高の人生を送れると思ってます。
改めて、なんのために働くのか?頑張った先にどうなりたいのか?理想を描きながら、仕事していきます。