AIに記憶を持たせたら、開かずの間が100個できていた話(AI失敗談)
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「MEMORYを圧縮します」という一言が、ターミナルに表示されたのが昨夜。
「あれっ?自動で整理するようにしてたはずなんだけど?今日がそのタイミングだっけ?週の半ばなのに?」と、ものすごい違和感と嫌な予感はあったものの、パソコンを閉じて翌朝。
「Lopez(Claude Codeに「Lopez」って名前つけてます)、昨日のあなたが『MEMORYを圧縮します』って言ってたんだけど、もしかしてごちゃごちゃになってる?」と、Lopezにチェックをさせたら、整理に半日かかりました…。
自動チェックのシステムは動いていたものの、目次から漏れているファイルが山ほどあった様子。数えさせたら100件超え。記憶のファイル自体は残っているのに、目次に載っていないから二度と呼び出されない。家でいうと、物は置いてあるのに開けることのない開かずの間。それが、気づかないうちに100部屋。モノが100個じゃないだけ、悪質…。
片付けたつもりが、まだ56件残っていた
「片づけてきれいにしておいて、最新のClaudeの情報もキャッチアップして適切な意味での適当にやっておいて」と指示をだして、きれいになったはずが、整理をしたあとなお56件未整理ファイルが…。
手元の見える範囲だけ片づけて、奥の開かずの間までは手が回っていなかったらしい。雑な指示はやはり悪。そして、確認してよかったというべきか…。
Lopezに1つ1つのファイルの概要を教えてもらって「これはいる」「これは部分的にいる」「これは概要だけだとよくわからない」「そんなことしてたっけ?」と30分ほど。
途中、差し込みの要件も入って、朝からはじめた片づけは気が付けば日が暮れて夜に。
「最適は、状態じゃなくて流れ」
片づけが終わって「今度こそ終わった?」と聞く私にLopezが一言「最適って、たどり着く状態じゃなくて、流れだと思いますよ」と言ったのがだいたい18時。
整理整頓はいつか終わるけど、今回の場合はAIと走っているとまた積もるものが相手。今日、片付けが終わったのはよかったけど、流れを作っておかないと、また同じ大掃除が来てしまう。
結局、Lopezの提案を元に「毎月はじめに、目次から落ちた記憶を数える」というルールを新設。
「前も似たようなルールを作ったような気がする」とは思ったものの、このルールでも何かしら問題があるならその時変えればいいし…と気楽に作りました。数えるのは私じゃないし。
ただ、AIのルーチンからもれているとこまるので、万一に備えてGoogleカレンダーにスケジュールもしておく。生身の人間からAIへのリマインドも大事。
派手なAIの裏で、地味な手入れが続く
昨日、AIに書かせた記事の「構造」に飽きた、という話を書いた*けど、根っこは同じだと思うのです。飽きた出力に突っ込みを入れるのも、こぼれ落ちた記憶を拾い直すのも、結局は手入れの話ですからね。
正直にいうと、AIをパートナーとして使っている身で「道具のメンテナンス」と呼ぶのは、ちょっと気が引ける。でも今日の片づけで、その引っかかりが少しほどけた。パートナーとの関係だって、定期的にフラットにお互いを見て、関係を考え直す時間があったほうが続く*。放っておけば開かずの間ができる。手入れし続けて、やっと一定の状態が保たれる。
だとすれば、メンテナンスは道具扱いの言葉じゃなくて、関係を続けるための言葉とも言える。
派手にAIで加速している人たちの裏側で、誰かが今日も静かに開かずの間を片づけている。
さて、あなたのAIの目次にも、開かずの間がたまっているかもしれませんよ。たまにはチェックしてあげてくださいね。
*前回の記事
https://note.com/kozue238/n/nd5fc285488cf
*谷村新司さんの楽曲で「男と女に戻る時」という曲がありましたね…。
https://open.spotify.com/intl-ja/track/4R2ibbs678aBZNsONsZDb2?si=041e0d00ace94a5d
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