6/15付のSeth Godin(セス・ゴーディン)の「Degrees of freedom」にも似たようなことが書いてあったけれど。
「AIで効率化できた」を成果と呼んでいる組織は、これから困ると思うのです。
HubSpotが出したレポートには、AIエージェントを動かして「チケット対応が25%速くなった」「リード獲得が76%増えた」という数字が紹介されていたんですよね。
でも、この中には最終的に売上に結びついたという話が、どこにも出てこない。活動量が変わった話は豊富なのに、それがビジネスのどこに効いたかの話が薄いんですよ。最近はAI驚き屋さんもおとなしくなってきましたが、未だにAI関連の情報全般に、このギャップがあると思うのです。
AIで効率化できたから何?
うちのグループ全体で常々言われていることでもあります。
「効率化されたから何?数字は上がったの?」
「頭を使う時間ができたから何?売り上げは上がったの?」
「AIのツール費用に対するコスパはどうなってんの?」
効率化は楽しい。数値化しやすい。体感も得やすい。達成感もある。
でも組織としてAIに取り組むのであれば、その効率化はお金にならなければならない。そうでなければ、経営的には何も起きていないのと同じ。
AIがパソコンやスマホのように標準装備されたら?
誰もがAIを使うようになるんだと思うのです。大なり小なり。
AIはパソコンやスマホのように標準装備。持っていない人が不利になるだけで、持っていることを差別化の根拠にはできないってことですね。
標準装備になった瞬間、効率化の競争は終わるんだと思うんですよね。WordやExcelのように使いこなす/使いこなせるための証明としての資格ビジネスは永遠にあるでしょうが。
効率化競争が終わった先で問われることは、AIによる売上。
あなたは「効率化の先に何を置くか」を問い続けられるか
新しい商品を開発しなくていい。大仕掛けな戦略を立てなくてもいい。
「効率化の先に何を置くか」という問いを常に持っていられるかどうか、これが差をつけるのだと感じています。
効率化しましたすごいでしょは単なる趣味の世界線
休日に好きなだけAIを触って「これだけ効率化しました、時間が生まれてうれしいです」は、個人の趣味で完結させなければいけない世界線がくるんです。きっと。
商売をしている以上、ビジネスの話をしなければならない。
そして、ビジネスの話をするなら、生まれた時間で何をして、それが売上のどこに効いたかまで答えられなければいけない。
そうでないと、組織のリソースを使っている意味がない。
「あなたの趣味に、組織のお金を使う意味ってなんですか?」
そういう話にしかならないから。
活動ベースの評価から成果ベースの評価へ
さっきくさしたHubSpotのレポートに戻ると、彼らも「活動ベースの評価から成果ベースの評価へ」という話をしていました。
AIの仕事を「どれだけ動いたか」で測るのをやめて、「何が変わったか」で測る方向に動いているんだそうです。
価格モデルまで結果ベースに移行しているツールも出てきているんだとか。ベンダー側がそこを追うなら、使う側もそこに追いつく必要があります。
楽しいのその先を考え続ける苦行をする
楽しい効率化の先に売上を置いて考える。これは絶対に楽しくない。
でも、この苦行を毎日続けること、AIの助けによって考えをすぐに実体にできるようになったのだから、考えると同時に手も動かすこと。
それは大仰な戦略論ではなく、日々の仕事の問い方というやつですね。
「これを速くして、何が変わるか」を問い続けるか、「速くなってよかった」で止まるか。
その積み重ねが、AIが標準装備になった世界でどこに立てるかを決めていくと考えています。(しんどい)
あなたの組織では、AIで効率化した先に何を置いていますかね?
※この記事は、私のAIパートナーのBishopが下書きを出して、本人が9割方編集したものです。
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参考:
Degrees of freedom:https://seths.blog/2026/06/degrees-of-freedom-3/
The AI Perception-Reality Gap
https://blog.hubspot.com/marketing/ai-perception-reality-gap