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自己紹介|28歳デザイナーが、1日で退職&渡豪を決断した理由。

はじめまして。
デザイナーのイシグロと申します。

すこし前に、7年勤めたデザイン会社を独立し、現在はオーストラリアにてフリーランスデザイナーとして活動しています。
このストーリーでは、日々の生活から見えてきたことを、徒然とアウトプットしたいと思っています🖐️


ゆるやかに、しかし末長く、お付き合いいただければと思います。

今回はわたくしの自己紹介を兼ねて、
自分が今いるオーストラリアに来ることになったきっかけや、心情の変化について記録させていただければと思います!

目次

  1. ✏️基本プロフィール
  2. 🧩「つくること」の輝きと焦り
  3. 🇦🇺28歳で独立、彼女を追いかけオーストラリアへ
  4. 👀今ワクワクしていること


✏️基本プロフィール

イシグロ コウジロウは、
平成6年の大晦日、宮城に生まれました。
聞くところによると、生まれる時にヘソの緒が首に絡まってしまっており、初っ端から危ない状態だったようです。
命を救ってくれて、こんなに素晴らしい人生を授けてくれた両親と助産師さまには感謝しております。


好きなものは、絵を描くこと(↓)ビールを飲むこと寝ること

音楽は、The Beatlesが大好き。

映画を見ることも好きです。AKIRA、YELLOW SUBMARINEなどのアニメ映画や、ジュラシックパークなどのハラハラワクワクするものが好きです。

🧩「つくること」の輝きと焦り

部屋で恐竜図鑑を模写するのが好きで、幼い頃から漠然とつくることへのワクワクがありました。
「なにか作りたい」をそのまま持ち続け、大学ではフリーペーパーを作ったり、小学生向けのワークショップを企画したり、様々なベクトルでアウトプットをしながら学んでいました。
好き勝手な方法でデザインを広く学べる時間が、輝きを持った自由な時間だったと思います。

その後、新卒で東京のコンサルティング会社に入社し、デザイナーとして日々いろいろな制作物を作っておりました。

それなりに日々、頑張っていましたが、ある時期から気分の浮き沈みに悩むことが増えました。
それは、「自分はほんとうにこの仕事に向いているのか…」という劣等感と、「デザイナーをやめたら自分にはなにも残らないのではないか…」という焦りとの狭間に立っていたと思います。


デザイナーとしてのキャリアをどのように描くかということに関して、
MidjurneyなどのAI問題も、ネガティブな考えに拍車をかけました。

しかし、だからこそ、AIによってデザイナーのほんとうの価値は浮き彫りになる。これからはより属人的になっていくという未来をポジティブに捉えよう、と考えました。

「あなただから頼みたい」「あなたに頼んでよかった」を積み重ねていくしかない。それには顧客に寄り添うことはもちろん、「自分にしかできないコトを増やすっきゃない!」と。

会社でのメインの仕事であるエディトリアル/グラフィックデザインに加え、動画編集やアニメーション、3DCGなどを独学で学びました。
また、かねてから得意ではあったイラストレーションも、仕事の現場に活かすため、提案に潜り込ませて「自分、こんなことやれるっす!」をアピールしまくりました。
そうした、自分のなかでのスキルが掛け算的にかけあわさって、社内で「イシグロの役割」を増やしていきました。

しかし、もともとの根っこが卑屈な根暗ネガティブ人間なこともあり、
うまくいくこともあったのに、空回ってしまうことへの恐怖心のほうが強く、やはり将来への漠然とした不安は拭えませんでした。

🇦🇺28歳で独立、彼女を追いかけオーストラリアへ


ターニングポイントは2023年の8月。

お付き合いしているパートナーが、ワーホリでオーストラリアに旅立ってから、もうすぐ1年(ビザ満了期限)という時期でした。

いつものようにzoomで彼女とおはなししており、いつものように仕事の愚痴(主に自分のポンコツっぷりを卑下する内容)を話していると、
彼女が「ちょっと大事な話がある」と、なにやら語り始めました。

聞いていると彼女から驚くべきことが。
「こちらでもっとチャレンジしたいことができたら、ビザをもう2年延長したい。そして、君もオーストラリアに来てくれ。」とのこと。

正直、面食らってしまいました。
「いや、日本での暮らしは?」「7年勤めた会社を辞めるなんて…」「英語もできないし…」「そもそも外国で生きていく自信ないし…」


私を説得するためパワポ原稿まで用意していたパートナー。

その日のzoomで彼女から、僕がワーホリでチャレンジするべき理由が3つある、と言われました。

1つ目は、「多様なお金の稼ぎ方を学べる点」。

豪州のワーホリでは、さまざまな種類のアルバイトがあります。そのひとつがファームジョブ
私が大好きな大自然の中で、農園で野菜やフルーツの収穫をするのです。「たのしそーーー」と思いました。
また、豪州は最低賃金が高く、日本円と比べて豪ドルは相対的に通貨価値も高いため、頑張ればファームジョブでも、このまま日本で勤務する以上の額を稼げるのではないか。

という提案でした(結果的にそんなに簡単なハナシではありませんでしたが汗)。

2つ目は、「きみ(=イシグロ)がやりたいことに時間を投資できる点」。

デザイナー2-3年目の時など、経験が浅い時期は、時間をかけないとクオリティを担保できませんでした。自分が納得いくまで深夜に作業し、ヘトヘトになって帰ってきて、後は寝るだけという生活。
歴が伸びて作業効率は上がりましたが、自分のもうひとつのライフワークである「絵を描くこと」という情熱を、仕事以外の時間で純粋に追い求める精神的余裕は、生まれる余地があまりないのが実際でした。

会社では「価値創造」について真剣に向き合っていました。
そのなかには「自分自身のワクワク」も含まれており、それをいかに価値創造に結びつけるか、それこそがやがて真の価値になる、ということも学んできました。時間は自分で生み出すものであり、仕事の中で活かすのもまた情熱的でした。

しかし、一度そこから離れてみて、「ほんとうに自分の中心にある情熱の種はなんなのだろう」という答えを探してみたい、という気持ちが強くなっていたのです。
前述のとおり、豪州は最低賃金が高いです。またカジュアルジョブでは基本的には定時で帰ります。
そのため、余った時間はすべて絵を描いたり、内側から溢れ出てくるやりたいことに投下できるのではないか。

という提案でした。(これはほんとうに功を奏しており、自分にとってよい風が吹いていると思います。)

3つ目は、「わたし(=彼女)がいるという点」。

なにを惚気ているのだと思われるかもしれませんが、これは2人の人生設計においてとても重要な点でした。
彼女は1年のワーホリを経て、日本ではなく豪州にて真にやりたいことが生まれていました。
それは僕にとって、心から応援したいことでした。
前述の「私がやりたいこと」と「彼女がやりたいこと」の2つが同時に追いかけられて、それが物理的にも近い距離(同棲)でお互いをサポートし合えるのなら、とても良くない??

という提案でした。


zoomを終えて、
次の日の夜に、会社の人事の方に退職の相談をしていました。

人事の方と、代表とお話をして、じっくり考え、家族からのサポートを受け決断、渡豪いたしました。

パートナーの提案はとてもワクワクするものでしたが、あくまできっかけにすぎませんでした。
元々自分自身の中にあった<チャレンジしたい>という野望を捨てきれず、その導火線に火をつけてくれたのがあの日のzoomだったんだろうなと思っております。

7年勤めた会社の皆様には感謝してもしきれません。
新卒で入社した会社が元職場でなければ、このように「自分のワクワクを追う」ことの真の価値に気づけていなかったと思うし、
プロフェッショナルとしての自覚を持つことも、もうすこし先になっていたかと思います。


退職&渡豪して9ヶ月経ちますが、ワーホリ中もさまざまな困難が待ち受けていました。

40度を超えるビニールハウスで熱中症になりかけたり、
ファームジョブを突然解雇されたり、
買った車が突然白い煙を吹きあげて故障したり、
仕事が見つからず2ヶ月無職になったり、
見つかった寿司屋のバイトを3日で退職することになったり、

など。。

色々と大変なことも多いですが、「でもまぁ、生きてるからいっか!!!」の精神でなんとか生活しております。

👀今ワクワクしていること


今回はイシグロがデザイン会社を退職して、ファームジョブを中心としたワーホリデビューするまでを紹介させていただきました。

実はワーホリの傍、「stonto」という個人屋号でデザイナー業を行ってもいます。

WEBサイトとポートフォリオもOPENさせましたので、これから少しずつお仕事を増やしていきたいと考えております!

https://stonto-graphics.com/


https://kojiro-i.myportfolio.com/self-work


ありがたいことに、
「アニメーション作成」「ロゴデザイン」「ポスターデザイン」などデザイン業務に加え
「絵画作成」といったご依頼も受けさせていただいています。

ひとえに日本でお仕事でご一緒した仲間や、友人からのご依頼が多く、そこから少しずつ裾野を広げて、
<ワーホリ>と<個人事業主stonto>の二足の草鞋をはきながら、

個人的な野望を追求していきたいと考えています。


ここまで読んでくださったのも何かのご縁、
フォローや、コンタクトを心待ちにしております。

何卒よろしくお願いいたします!

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