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ウオーキングが長続きするコツ~竹中一央

厳しい寒さが和らぎ、ウオーキングに最適の季節がやってきました。

健康作りや生活習慣病予防のために始める人も多くいますが、無理して挫折するケースも少なくありません。

初心者が楽しく長続きするコツは、テーマを決めることです。

穏やかに晴れ渡った2006年2月22日。

東京都内にある新小岩公園に約200人の男女が集まりました。

日本ウオーキング協会が主催するイベントの1つで、東京の新旧の名所旧跡を訪ねる「今昔物語ウオーク」。

40代から70代までの参加者が、地図やカメラを手に歩き始めました。

この日のコースは約11キロ。

小松菜の名前の由来となった「香取神社」や、日本有数の金魚生産地として知られた地区などを巡る約4時間の行程です。

埼玉県川越市から夫婦で参加した男性(62)は、「定年を迎えた昨年から本格的に歩き始めた。ふだんは自宅近辺でのウオーキングが中心だが、各地のイベントにも月数回は顔を出す。「池波正太郎の小説が好きなので本で読んだ地名を歩いたり、見知らぬ土地の歴史に触れ、名物を食べるのが楽しみ」

医師の勧めで軽い散歩から始めた東京都調布市の女性(46)は、今ではウオーキングが生活の一部に。

「この4年間で5000キロを歩き、体重が8キロも減った。大会で知り合った仲間と昼食やおやつを一緒に食べる時間は格別。気分が沈んでいるときも歩けば前向きになれる」

と話していました。

竹中一央

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