世帯分離のすすめ
親は子供の健康を保障する義務がある、と言うのは常識ですが、中には子供の健康を害する親も当然います。そもそも日本憲法では同居家族の扶養義務と言うものがあり、同居している者同士は助け合うことが前提で考えられています。当然のように子供の責任は親が持ち、判断も親に委ねられることが多いように思います。精神障害を持つ場合、それは18歳を過ぎてからも同じです。
では、親に助けてもらえない障害者はどのようにすればよいでしょうか。ひとつは「世帯分離」という方法があります。世帯分離をする事で生活保護を受給し、親ではなく社会からのサポートに切り替えることができます。これは親に資産があっても利用可能なため、覚えておいて損はありません。
親がいない場合の福祉制度はありますが、「親がサポートしてくれない場合」の制度はあまりありません。一刻も早く同居を解消し、社会に助けを求めることが最も有効な方法と言えるでしょう。