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弱者男性は、なぜ弱者男性なのか

 柔道が好きでした。自分の肉体を作り上げていくことも大好きでした。

 現代日本は暴力や喧嘩を禁止しています。「傷害罪」として、人を傷つける事は禁止されています。
 しかし、トラブルが起きた時、生き残る為に最も有効な手段は「力で制圧すること」です。世の中は綺麗事だけでは生きていけないため、生きる為には防御や抑制のための「暴力」は常にあって然るべきではないかと考えています。

 その「力」を封じた/られた人達を「弱者男性」と呼ぶ事が多いように思います。半面、言葉での暴力には日本は何の制限もありません。「名誉棄損罪」はありますが、公の場以外では人を傷つける事は何を言っても構わないと考えられているふしがあります。しかし傷害罪は、2人きりでも傷害罪です。女性は言葉が巧みであり、男性よりも口喧嘩が強い傾向があります。つまり今の日本は言葉で傷つけられた際に反撃できる方法が無いのです。それが、日本で精神障害者が毎年120%も増える一因でもあると考えられます。

 力の暴力と同じように、言葉の暴力にも人を傷つけ再起不能にさせる力はじゅうぶんにあります。しかしそれを証明する事は出来ないのが現状です。だから、現代社会ではずる賢く口達者な人が生き残り、暴力を振るう人は刑務所に閉じ込められるか、暴力を振るわないで「無能」として生きていくしかないのではないでしょうか。

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