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発達障害の早期発見の重要性について

 発達障害には二種類います。突発的に発達障害として生まれた人と、「親も発達障害」の人です。前者は福祉に繋がりやすく比較的予後も安定します。また、親が発達障害だとしても、親もきちんと診断を受け福祉サービスを受けていれば話は別です。

 診断を受けていない発達障害の親の子供の場合、ネグレクトを受ける為、まず親の支援を得ることが出来ません。それだけではなく、親の顔色をいつも伺いながら生きなければならず、ダブルマイノリティ(="子供カサンドラ")となります。福祉は親の意思に反することはできないため、親は福祉を否定し、福祉から遠ざかり、本人はますます孤独の中でいじめを受け続けることになります。
 バブルが崩壊し、親世代は問題にならなかった問題が浮き彫りになりやすい時代になっていますが、その事に気付いていないバブル世代の親がたくさんいるのです。

 この時本人の一番身近にいる大人は教師です。学校教師には児童の障害に気付き正しい福祉に繋げる義務があるはずです。しかし、私の通っていた学芸大学附属小学校では、福祉に繋げるどころかいじめすら黙殺され、私は深刻なトラウマと人間不信を持つことになったのです。「教師は叱るのが仕事」であれば、子供のキャリアや人生を作る手伝いは誰がするのでしょうか? せめて社会科の授業で福祉制度についての授業がもっと多ければ、本人が福祉の存在を知ることができ、一人で相談に行く事ができます。このように、大人のサポートのない発達障害は一人で全てを解決しなければならない現状があるのです。勉強だけではなく、進路相談や健康面のサポートも教育施設で行われるべきだと考えられます。「健康診断」と同じように、学力以外にも子供の脳の発達度合を調べる制度があって然るべきではないかと考えます。




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