低血糖発作と精神科対応の乖離
私は機能性低血糖症で救急搬送され、精神科で全般性不安障害と診断されましたが、その4年後に機能性低血糖症だとわかりました。全般性不安障害がなかったとは言いませんが、あのときの発作は低血糖発作でした。私は全般性不安障害から摂食障害を併発し、概日リズム障害と機能性低血糖症を発症していたのですが、当時それを診断できず全般性不安障害の投薬のみを行ったのは誤診であったと考えています。このような誤診を防ぐことは出来なかったのでしょうか?
なぜ検査で分からなかったのか
退院後、血液検査をしたところ、高コレステロール血症がありました。摂食障害に併発することが多いらしく、電解質異常もありました。以上の血液検査を入院時の検査で行うことや、機能性低血糖の検査を行うことで誤診を防ぐことができたと考えています。
私は深刻な低体重ではありませんでしたが、深刻なビタミンB群不足のために摂食障害や概日リズム障害になっていました。その結果、機能性低血糖という形で摂食障害の身体症状が表れたのです。これは、摂食障害の知られていない病態だと考えられます。摂食障害のために低栄養状態が続いた際に過食行動を起こすと機能性低血糖発作を起こす、という事実にについてがあまり知られていないのではないかと思います。その理由としては、以下が挙げられます。
・機能性低血糖症は、必ず夜間に起きる
パニック発作などと異なり、機能性低血糖発作は食事を摂っていない夜間に起こします。そして翌朝、コルチゾールが分泌されると軽快します。それにより、外来の時間に発作を起こすことがないため、医師が発作について半信半疑であることが挙げられます。また、入院治療中はむちゃ食いなどを行わないため、強烈な発作が起きることもないため、精神病と片付けられてしまうのです。
そもそも、摂食障害は専門医が少ないそうです。今後、日本に摂食障害のことを知る医師が増えなくてはならないと思います。全般性不安障害と診断されたせいで、全ての訴えが「杞憂」扱いされた事が非常に腹立たしくストレスになり悪化したので、摂食障害の理解を早くしてもらいたいと思いました。
また、機能性低血糖が続くと「副腎疲労」という状態になることも併せて知られていくべきだと考えています。
また、薬が合わないとき、薬を一切出さなくなる医師がとても多いです。私は、薬が飲みたくないわけではなく、薬が合わないと伝えているだけなので、薬を軽くするなど、諦めずもっと色々試して欲しかったです。ちなみに最も効果があったのはステロイド剤です。