ものづくりを通じた「自分が作ったもので人を喜ばせる・楽しませるとは何か」の探究
私は学生時代を通じて、「自分が作ったもので人を喜ばせる・楽しませるとは何か」を探究しました。
工学系とデザイン系の学生が共同で自主制作を行うプロジェクトに参加し、作品を展示会(Maker Faire Tokyo)に二度出展しました。一度目はごくわずかな反響しか得られず、「何が人を楽しませるのか」を改めて考えさせられるきっかけとなりました。そこで次回の展示に向け、展示作品の改良を行った結果、多くの来場者から好評を得ました。会場ではアンケートや口頭でのフィードバックを積極的に収集し、展示後はその結果を分析し、作品のさらなる改良点を見出すことができました。
この経験を活かして、現在は高齢者向けの仮想観光システムの研究開発に取り組んでいます。共同研究先であるデイサービスを何度も訪問し、運営側やスタッフの方々にヒアリングを重ねました。その中で、「利用者だけでなく運営スタッフも喜ぶシステムとは何か」を深く追究し、「利用者がここまで楽しんでいるのを初めて見た」と楽しみながら認知機能の維持に取り組めるシステムとして高い評価を得て、将来的な商品化の要望までいただきました。
これらを通じて、人を喜ばせるには「相手の視点で何が嬉しいのか、楽しいのか」を深く考えることが重要だと学びました。今後もこの姿勢を忘れずにものづくりに取り組むことで、本当に求められる発見や製品を一つでも多く世に残していきたいです。