【2022年キックオフレポート】一人ひとりが「主役」となる次の3年に向けて|株式会社ビットキー
ビットキーnote編集部です。先日、全社員向けに2022年度のキックオフが開催されました。今回はその様子をお届けします。 ...
https://note.com/bitkey/n/n1fe01d35d128
※この記事は、ビットキーの公式note『Connect Everyone』(外部リンク)に掲載されている記事の転載です。note掲載時点の情報となります。
2023年がスタートしましたね。昨年は多くの人にビットキーを知ってもらいたく、計21本の記事を通して発信してきました。2023年も、読んでくださるみなさんと「つながれる」記事をお届けできるよう、邁進していきます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします!
さて、早速ですが今年1本目のとなる『Connect Everyone』記事は、先日開催された2023年度キックオフの様子をお届けします。
ビットキーのキックオフは、CEO江尻から全社共通となる「年間のテーマ」が発表されます。東京のオープンスペースをメイン会場に、各拠点(東京/宮崎/大阪/福岡)もオンラインで中継。リモート勤務のメンバーもオンライン参加ができるよう、感染対策を講じながらオンライン/オフラインのハイブリット形式で開催しています
江尻:まずは、みなさん改めて明けましておめでとうございます。2023年度のキックオフを始めたいと思います。
2022年、ビットキーは「Skyrocket」を全社の年間テーマに掲げていました。社内では通称「うなぎのぼり」としてあらゆる場面で浸透し、うなぎのぼりの成果を出すために頑張ってくれたと思っています。
この「Skyrocket」をテーマに掲げた背景について、今一度振り返りを兼ねて説明していきます。
2019年から2021年の最初の3年間は「創成期」であり、私も含めた数人のメンバーによる属人的な突破力で事業を推進してきました。本当に「0→1」を多く創造してきた3年間であったと言えます。まさしく、事業を「立ち上げ、生き残る」ことが最優先でした。
このように、事業の成長と拡大を優先してきた最初の3年間を経て、いよいよ事業としても、組織としても「継続、発展」させていくフェーズに突入したのが2022年でした。
そこで「次なる3年間は組織の成長と拡大をしっかりと図っていく」というお話を2022年の下半期のキックオフでお伝えしました。
これまで積み重ねてきた「0→1」を「1→10」へと昇華させていくには、一部のメンバーの突破力だけではなく、一人ひとりが「主役」となってオーナーシップを発揮し、活躍することが必要不可欠です。また、チームや組織としての成果を最大化させるためには、それぞれが専門性を高めながら、パワーアップしたりフォローし合うことも当然ながら求められます。
すべてにおいて「再現性」を大事にしながら、特に2022年は「新しい3年」のスタートダッシュとなる最初の年でもあることから、個人・組織ともに「うなぎのぼり」となるよう圧倒的な底上げを全社として図った1年でした。
江尻:そして、2023年は「成長/拡大期」の2年目にあたります。この3年間の「ど真ん中」をどう過ごすかが、ある種の分水嶺と言っても過言ではありません。ビットキーにとって重要な年だと思っています。そんな今年1年のテーマを発表します。
気になる今年のテーマは「FIVE STAR」です。
……みなさん、高級レストランやホテルを思い浮かべたのではないでしょうか。そうです。最高評価である「FIVE STAR」は、その品質やサービスレベルが最高水準である証とされています。和訳すると「五つ星」ですが、この場ではあえてこう意訳します。
「星がつく仕事を」。
「星がつく」ような「最高水準」の仕事に全員で取り組んでいきたいな、と思っています。ここからは、少し硬い話も交えながら「FIVE STAR」をテーマに掲げる背景を、みなさんと目線を合わせていきたいと思います。
急激なマーケット変化に伴うルール変更
江尻:「FIVE STAR」をテーマに掲げる背景は2つあります。1つは外的な変化、もう1つは当社内の変化に伴うものです。
まずは「外的な変化」からお話しします。2022年は世界的に様々な変化があり、「ルールチェンジ」がなされた年でした。ニュースや日々の生活で物価高といった経済面での変化を体感した方も多いはずです。
ニュースなどを見ていただければ分かることですが、2022年は米国テック企業の株価暴落に加え、日本のテック市場も多大な影響を受けました。以前はテック企業やスタートアップがもてはやされていましたが、「スタートアップバブル崩壊」や「冬の時代」と表現するメディアも少なくはありません。
言うまでもなく、世界情勢の変化や世界的なインフレといった不安定な経済情勢が裏側にあり、それに伴う急激なマーケットの変化によって、今までの戦い方ではまるで通用しないような、厳しいルールチェンジがあらゆる場面において発生しました。
結果として、これまでのように「期待感」では評価を得づらくなり、株価が大きく下落してしまうといった厳しい状況にあります。世界の資本市場が急速に逆回転し始めている訳ですが、こういった状況が少なからず数年は続くだろうな、と考えています。
次に「当社内の変化」についてです。2022年までのビットキーは様々なステークホルダーからの「期待」によって大きく支えられてきました。しかし、先程もお話したように、今、世界が急速に逆回転し始めています。
これからは今まで以上に、そして、よりシビアに「約束した成果や価値」を安定的に出していくことが求められていきます。厳しい状況だからこそ、本質的に価値があることをきちんと証明することで、それを信頼へと変換していくタイミングでもあります。
すべてのステークホルダーの成功を見据えながら、本質的に顧客価値や成功に向き合うこと、こだわり抜くことがなによりも大切であること。ここを理解したうえで、みなさんと突き詰めていきたい。そう思っています。
真剣な眼差しで傾聴するメンバーたち
江尻:これから、厳しい環境に置かれる企業もあると思います。
しかし、資本市場の状況やルールが変わっても、 お客様の真のニーズを捉えたものはこれからも求められます。
繰り返しになりますが、すべてのステークホルダーに安定した価値をお届けすることが重要です。お客様もそうですし、投資家の方々、そして今居るビットキーのメンバーといったステークホルダーに「選んでよかったな」と思ってもらえる企業になっていくことが、厳しい環境でも支持され続けることへとつながります。
今年で創業から5年を迎えますが、ありがたいことに多くの企業様やユーザー様の日常で当社の製品とサービスをご利用いただいてます。2022年も、導入いただいた一部の拠点や一企業、いちユーザー様から、ほかの拠点やグループ会社などといった新しいユーザー様へと連鎖的に広がっていく事例がたくさん生まれました。
お客様に、本質的な価値をきちんと提供できれば、自ずとその価値は広がっていきます。本当に、この積み重ねでしかありません。今年1年かけて、こういったお客様への価値を確固たる揺るぎないものに変えていきたいと思っています。
江尻:「星がつく仕事を」をテーマに、みなさんと今年1年間しっかり取り組んでいきたいと思っている訳ですが、この取り組みにおいて年間で意識してほしいポイントが2つあります。
1つめは、本質的に価値があることをきちんと「証明」することです。みなさん、この「価値の証明」って、どうすれば証明できると思いますか?
CEO江尻(写真撮影時のみ、マスクを外しています)。
これは非常にシンプルな話で、事実とデータで証明するしかありません。第三者から見ても容易に理解できる説明材料を揃えていくことが「価値を証明し、信頼を得られているか」の分かりやすい指標になります。
目標が常に達成できているか、約束を果たせているかどうか、常にユーザー様が満足した状態で毎日利用できているか……。これらは全てデータや数値で表せます。なので、安定して価値を出せていることを証明していくのはもちろんのこと、まだ届いていない部分に関しては、今年1年で一気に「FIVE STAR」状態にまで駆け抜けて、一緒に高めていきましょう。
2つめに意識してほしいことは「チームで勝ちましょう」です。
昨年、一人ひとりが「主役」となって活躍することや、それぞれが専門性を高めていくことについてお話ししてきました。これに関しては、その一人ひとりが強く意志を持って動ける状態になってきたと思います。
次なるステージとしては、個の突破力ではなく、 組織やチームとしての成果にこだわってもらいたい。ビットキーが大切にする3つのValueのうちの「Hand in Hand」を、最重要Valueにしてもいいと思っています。
公式で定めているように、チームパフォーマンスの最大化のために、全体や仲間に興味・関心を持ち、コミュニケーションを絶やさず積極的に行いましょう。相互協力、カバーリング、チームづくりをしましょう。
「判断・行動の基準」であるビットキーのValueは3つ。Scale Value(価値創造)、Hand in Hand(相互性・協調性)、Commit to Excellence(全体成果)。
組織が大きく変化していくフェーズにおいて、今まで同じような方法で動いていては、継続的な成長は実現できません。個人で高い成果を出していくことももちろん大事ですが、我々は「個人だけでは出せない高い成果」を目指しているので、大きな成果を得るには、個人戦ではなく主役たちが「結束」して強いチームとなって価値を証明していくことが欠かせません。
また、それぞれが持つ素晴らしい個性やアイディアを融合し、発揮していくことで、チームの成長を加速させていくこと、また、結束の強化に全員がコミットすることも大事です。
これはあくまで例え話ですが、有名なシェフが1人で切り盛りしているレストランが一つ星獲得に留まってしまうことがあるんですね。
となると、二つ星以上を獲得するためには、シェフのみならず、サーブするウェイターさんやソムリエ、職人など全員で結束して、チームとして成果を出す必要があります。
チームでしかできない成果にこだわって、そこにプライドが持てるような状態を作り上げていく仕事をしていきましょう。その結果として、ここに居る全員で作り上げた価値を、マーケットやお客様に証明していき、ブランドとしての確立を行っていきましょう。
個人的には、社内で「星がとれる仕事してますよ」とか「チームで星とりに行こうぜ」みたいな会話が飛び交うといいな、と思ってます(笑)。
星がとれる仕事を、チームで実現しましょう。
今年も、よろしくお願いします。
会場:(拍手)
以上、ビットキー2023年の年初キックオフレポートでした。
いかがでしたか?
社内では、早速この「FIVE STAR」を軸に、チームの目標設定や自分自身の役割などに落とし込み、設定および発表がなされました。
編集部では今後「星のつく」プロジェクトやチームなど、関連する情報発信を行っていく予定です。ぜひお楽しみに〜!