これまでの歩み
初めまして。
滋賀県出身で28歳の菊地秀平と申します。
現在、東京で転職活動を行っているお笑い芸人でございます。
端的にまとめ過ぎましたので、もう少しこれまでのキャリアをご説明致します。
立命館大学法学部を卒業し、新卒で動画広告を専門にデジタルマーケティング支援を行うアルファアーキテクト株式会社に入社し、約1年8ヶ月勤務した後にお笑い芸人を志し、吉本興業にて約3年間お笑い芸人として活動をして今に至ります。
このストーリーという記事を投稿しようと思った背景としては、より細部まで私をいう人間を知っていただきたいという想いがありました。
私自身面接があまり得意ではないという苦手意識がありまして、短い時間で自分を伝えきれないことに悩んでおりました。
(最近、”伝え方”について猛勉強中でございます。)
「だったら文章を書くのが好きなので記事で自分自身を知っていただこう!」ということで投稿してみようと思いました。
大学時代の就職活動から現在に至るまでを長文にはなりますが、記載させていただきます。
立命館大学法学部を卒業し、新卒で動画広告を専門にマーケティング支援を行うアルファアーキテクト株式会社に入社しました。
大学時代の就職活動では、マーケティング職やクリエイティブ職を中心に見ていました。
理由としては主に下記の2つが大きく影響しました。
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①家電量販店でWiFiの契約を取るアルバイトをしており、件数があまり取れなかったことで「この先自分に営業職は厳しいのではないか」と思い込んだこと
(当時はto C/to B/無形商材/有形商材など様々な営業スタイルがあるということを知らずに、苦手意識を持っていました。)
②自己分析をする内に、「分析したり深く考えることが自分には得意なのでは?」と思い、マーケティング職やクリエイティブ職に興味を持つようになりました
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後述しますが、この時にお笑い芸人という道も1つの選択肢として考えていました。
面接で自分を上手く表現することができず、就職活動は苦戦しましたが、ご縁もあり内定をいただけたアルファアーキテクト株式会社に入社致しました。
アルファアーキテクト株式会社に入社後、約1ヶ月の新人研修があり、そこから私は広告運用のオペレーション業務を行う運用部に配属されました。
半年ほどオペレーション業務を行いながら、デジタルマーケティングや動画広告の基礎・広告配信の仕組みを学び、新しく設立されたマーケティング部署に異動しました。
マーケティング部署では、主に下記の業務を行っていました。
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・広告配信データ(配信量・消化率・クリック率等)のモニタリング
・数値変動の要因分析(ターゲット・配信面・クリエイティブ等)
・運用課題の抽出および改善施策の検討
・ユーザーの興味関心データの分析
・広告配信設定の最適化(ターゲティング変更、配信面調整 等)
・週次/月次レポート作成(数値変動の背景・仮説・改善案を資料化)
・営業部 - 運用部間の進行調整
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正直なところ、1年8ヶ月という期間で明確な数値実績として大きく語れるものは多くありませんでした。
大手企業の予算の大きな案件も任せていただいたのですが、期待に応えるために食らいつくことに必死でした。
そんな1社目でしたが、私は広告運用社として働く中でデジタル広告の基礎を学び、数字を論理的に分析するという力が身につきました。
起こった数字の変化に対して、なぜ起こったのかという背景を仮説を立てて分析し、広告効果を最大化させるために最適な運用施策は何かを考える力を養いました。
マーケティング施策における基礎的な思考法を叩き込みました。
また、私は広告運用者として、”様々な視点から物事を考える”ということを大切にしていました。
とある地方銀行のクライアント様の話ですが、初めてのデジタル広告施策ということで弊社に任せていただくこととなり、その案件にマーケターとして担当させていただきました。
クライアント様との打ち合わせに参加させていただくと40〜50代の方がほとんどで、デジタル広告に詳しい担当者がおられないという状況でした。
これまでと同じ対応では近い内に距離感が生じてしまい、丸投げのような形のお取引になってしまう恐れがあると感じました。
そうなると、広告配信の結果が絶対的な指標となってしまい、先を見据えた一時的な数値の悪化から広告配信の打ち切りという短期的なお取引になる危険性がありました。
そこで私はカードローンの認知拡大という目的を”お客様と共に達成する”ということを心心掛け、レポートや資料などには複雑な専門用語は極力使用せず、使用せざるを得ない場合には必ず注釈をつけ、忘れた際に見返せる用語集も資料の最後に毎回つけるようにしました。
クライアント様からのシステム周りの質問や相談についても、営業担当との間に入り直接やり取りを行いました。
営業担当だけでなくマーケターという立場としてもお客様に寄り添い案件を進めることで、クライアント様との打ち合わせが回を追うに連れ、質問内容がより深い内容へと変化していき、少しずつ信頼を深めることができました。
当時は社内で扱っていなかったYouTube広告についても配信のご依頼をいただき、商材柄予算の変動はあったものの、退職するまで一度も途切れることなく長いお取引をさせていただけました。
目的を達成するために、様々な立場から物事を考え、設計する力を自分の強みとして身につけられたと感じています。
入社から1年半経ち、ようやく仕事に慣れて余裕が生まれてきた頃に、”お笑い芸人になりたい”という想いについて改めて考え始めました。
そもそもなぜお笑い芸人を目指そうと考えたかというと、
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①大学生の就職活動をする時に、自己分析で人から褒められたことといえば「面白い」と言われることが多かった。
②人間が幸せを感じるであろう「笑う」という行為を届けることを生業とする職業としての魅力を感じた。
③アイデアで0から作品を生み出すクリエイティブな職業という側面に魅力を感じた。
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という3つの理由からお笑い芸人という道を考えていました。
がむしゃらに働く中でも、お笑い芸人になりたいという想いは抱き続けており、休日には漫才のネタを書いたりしていました。
「どうしたものか」と考えていた頃に、突然会社が経営破綻により廃業することが告げられました。
かなり突然のことで驚きましたが、これは神様が「挑戦するなら今しかないぞ!」と運命的なタイミングを授けてくださったと思い、迷いなくお笑い芸人になることに決めました。
最終的に1年8ヶ月ほど勤務した後に退職し、吉本興業のお笑い芸人養成所であるNSC吉本総合芸能学院(以下、NSC)に入学しました。
入学後は、アルバイトとしてビジネスホテルの夜勤勤務をしながら、養成所に通う日々を送りました。
養成所の期間は1年間で、内容について基本的に”ネタ見せ”という講師に自分のネタを披露する授業がほとんどで、その他に発声や演技を学ぶ授業も少しあるといった内容でした。
養成所卒業後は吉本興業所属のお笑い芸人となり、M-1グランプリやキングオブコントという大きな大会で結果を残すために、漫才やコントのネタを作っては舞台で披露する日々となりました。
お笑い芸人としての活動では下記の実績を残しました。
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キングオブコント2回戦進出:同期約300組中進出者は5組
M-1グランプリ2回戦進出:出場者10,000組中進出者は約1,000組(上位10%)
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お笑い芸人としての経験を通して、3つの力を身につけました。
1つ目は、抽象的なものを構造化して分析する力です。
お笑いというジャンルは人を笑わせたり・人の心を動かすというかなり抽象的な領域で、センスというものが重要視される世界のため、教科書的なものが存在しません。
養成所においても個人の感性を阻害しないために、学校のような座学の指導はほとんど行いません。
養成所で周りの同期を見て、自分には独創性やオリジナティのある発想力が足りないということを痛感しました。
どのように頭を使えばそのような作品に至るのか想像もできないようなネタを作る同期もいて、単純に勝負をしても敵わないなと感じました。
そこで私は、お笑いというセンスが問われる世界で、論理的に考える力で戦うことに決めました。
どのようにすれば人は笑わせられるのか、面白い漫才というものはどのような構造になっているのか、お笑いという世界はどのような仕組みで成り立っているのかということをひたすら論理的に分析して言語化しました。
具体的には評価されている漫才がどのような会話で構成されているかを分解し、見ているお客さんはどのような思考でなぜ笑いに繋がるのか、という地道な研究を続けてきました。
(非常に専門性の高い内容が多く詳しく記載できないのですが、別の記事でお笑いについて細かく記載してみたいと思っております。)
意図的に人を笑わせるためには、”笑う”という行為(ゴール)に対して、笑わせる対象である人間(お客様)の感情や思考を計算して、ストーリーや言葉を組み立てる必要があります。
仕組みや構造を分析して、論理的にストーリーを設計する力はマーケターとしての経験が役に立ったと考えています。
このような環境で抽象的なものに対して自分の頭で向き合い続けたことで、未経験ながらもセンスがものをいう世界で戦っていくことができました。
1社目では数字という定量データの分析力を身につけましたが、お笑いの経験を通じて、数字では測れない抽象的な領域でも粘り強く分析する力を身につけました。
2つ目は改善のサイクルを回す力です。
いわゆる”PDCAを回す”という行動と同じですが、そういった認識はあまりなく、自然とより良い作品にするために行っておりました。
第一線で活躍されている諸先輩方も含め、漫才やコントのネタは1度で完成することは99%ありません。
ネタが完成してから舞台で披露して、お客様の反応や様々な意見を改善を繰り返してより良い作品にしていきます。
特に大会などで披露する作品については、舞台で披露→振り返り→改善を何度も行い、細かい部分まで追求していく必要があります。
新しいネタを作っていくだけでなく、1つのネタにおいても常に改善サイクルを回していくという姿勢はビジネスの場においても活きる強みだと考えています。
3つ目はアイデアを生み出す力です。
私は学生時代も含め、クリエィティブなタイプではなかったので、アイデアを考えたりすることが全くできませんでした。
なので、初めは”アイデアをどのように考えるのか”ということに時間を費やして考えました。
日常生活の中で常にアンテナを貼り続け、様々な角度から物事を見て考えることで、アイデアを生み出すコツを掴んでいきました。
試行錯誤を繰り返していく中で、自分なりの思考パターンも確立させていき、アイデアを生み出す確率を高めていきました。
長くなってしまうので詳細は省きますが、私は下記の3パターンのような思考ロジックを設計し、アイデアのヒントを探していました。
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①世の中の現象において、違和感が実際に生まれている物事に着目するパターン
②逆に、違和感を意図的に生み出しやすそうな物事に着目するパターン
(③直感的に何か生み出せそうと感じるパターン)
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一例としてどのような流れでアイデアを生み出してきたかをご紹介します。
ある日、YouTubeで動画を見ていると、偶然”流鏑馬”の映像が流れてきました。
なんとなしにその映像を少し見て、視聴を止めました。
普段の生活で”流鏑馬”についてニュースでもあまり見ることはなく珍しいと感じたので、少し流鏑馬について考えてみました。
その際の私の思考回路は下記のようでした。
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「流鏑馬ってかなり難しそうやな。」
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「だって、馬乗りながら弓矢で的を射抜くしな。」
↓
「そもそもよく考えたら、流鏑馬自体が変な行為やな…。」
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「”馬に乗る”っていう行為と”弓矢で的を射抜く”って全然違う行為やからな…。」
↓
「そう考えたら、流鏑馬って乗馬が上手い人が始めるんか弓道が上手い人のどっちが始めるんかな…。」
↓
「いや、乗馬も弓道もしたことないし、想像つかへんな。流鏑馬っていう2つの異なる動作を分解して、別の何か身近な行為に置き換えて考えた方がイメージしやすいな。」
↓
「となると、自転車乗りながらナンパをする行為か。チャリ乗りながらナンパをする行為、いわゆるチャリナンという行為が、チャリ乗るのが上手い人がナンパを始めるのか、ナンパ上手い人がチャリに乗り始めるのかを考えたら良いのか。」
↓
…
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というような思考回路で、2つの別の行為を行う珍しい行事の流鏑馬について会話劇を繰り広げていく漫才のネタを作りました。
このような多角度的な視点で物事を見てアイデアを生み出す力は、仕事や組織においても貢献できる私ならではの強みだと考えております。
お笑い芸人という変わったキャリアを歩んだからこそ身につけた力は、他のビジネスマンの方々とはまた違った強みとして発揮できる力だと思っております。
これまでのキャリアを歩んできて私は下記の3つが自分の強みだと考えています。
①マーケター・芸人として磨いた分析力・思考力
②どんな環境でも粘り強く向き合い続ける精神力
③多角度的な視点で物事を見てアイデアを生み出す力
この先どのような仕事・環境で働いていきたいかは現在模索中です。
人の感情を分析したり動かすことに注力してきましたので、この思考力・発想力を活かせるような仕事や環境が最大限自分自身が社会に貢献できるのかなと考えております。
現状明確に数字で表せる成果も分かりやすいスキルも持ち合わせていないため、まず第一に実績を作りたいと考えております。
直近はAIの進歩にも興味を持っておりまして、日々情報のアップデートや実際にツールの活用を積極的に行っております。
特にコーディング技術の進化に興味があり、Claude CodeでWebサイトやWebアプリを作ってみたりしました。
簡単なおみくじアプリや自分の食べたいものをコンサルティングしてくれる飯コンサルティングアプリ(通称:飯コン)を作りました。
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《おみくじアプリ》
https://okiku-omikuji-ponzus-projects-900a8ab4.vercel.app/
《飯コン》
https://meshicon-git-claude-dinner-quiz-810632-ponzus-projects-900a8ab4.vercel.app/
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先日の野球の世界大会のWBCでは、日本の対戦相手であるベネズエラの選手データについて細かくまとめられているサイトがなかったので、自分で作ってみました。
《ベネズエラ代表選手データ》
https://venezuela-wbc-ponzus-projects-900a8ab4.vercel.app/
この先人間が求められると思われる感情理解力・言語化能力・発想力はお笑いの経験で磨いてきましたので、AIとの共存にて私自身新しい成長をしていきたいです。
ダラダラと長文失礼致しました。
お読みいただきありがとうございました。